共焦点ラマン顕微鏡を用いた医薬品開発の高速化と医薬品分析の高精度化について、技術コラムにまとめました。
共焦点ラマン顕微鏡とは、非破壊・非接触で、レーザー光を試料に照射し、その散乱光のスペクトルを分析することで、試料の化学的性質や分布を高い空間分解能で観察できる装置です。
共焦点ラマン顕微鏡は、新規医薬品候補物質のスクリーニングや最適な製剤設計のための結晶形態や溶解度の評価に用いられています。また、共焦点ラマン顕微鏡は、製剤の成分分布や乳化型の判別、有効成分の定量分析などにも応用されています。さらに、共焦点ラマン顕微鏡は、皮膚に対する薬剤の浸透過程の観察や、生きた細胞中の低分子薬剤の可視化などにも有効であることが示されています。
これらの例から、共焦点ラマン顕微鏡は、医薬品開発の様々な段階で、迅速かつ正確な分析情報を提供することで、医薬品開発の高速化に寄与しています。
また、共焦点ラマン顕微鏡は、測定環境の変動による波数の変異を常に補正する連続自動波数校正機能を備えており、高い波数精度を保持できます。
これらの例から、共焦点ラマン顕微鏡は、医薬品分析の高精度化にも寄与しています。
本技術コラムでは、共焦点ラマン顕微鏡の特徴、医薬品開発や医薬品分析に用いるメリット、そして医薬品分析事例を紹介しています。共焦点ラマン顕微鏡を用いた医薬品開発や医薬品分析を検討している医薬品メーカーの方の参考になれば、幸いです。
詳しい情報は、「リリース元を見る」に掲載していますので、ぜひご覧ください。
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企業情報
ユーロフィン分析科学研究所株式会社
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- TEL075-311-2598 / FAX 075-311-2631
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