液体酵素を使用してe-Fuel (BDF)バイオディーゼル燃料を生産する安全な装置です。
常温でタンクに原料とメタノールと液体酵素を供給し、省エネのWWミキサーで混合する
バッチシステムです。原料を仕込み40℃で24時間攪拌すると酵素法による高品質な
BDF(e-Fuel)とグリセリンを得ることが可能です。
脂肪酸を40%以上含む原料でもe-Fuel(BDF)を生産できます。少量の地域分散型の
e-Fuel(BDF)生産にも対応できます。
【酵素法のプロセスの特長】
酵素を用いるプロセスでは、温和な条件で反応が進行し、生産物・副生産物の回収が容易になります。生産工程において汚染廃水は殆ど発生せず、簡便な精製設備で高品質な
e-Fuel(BDF)を製造できます。エステル交換工程では回分式の生産システムを用います。現行の設備状況に応じて、最も適したe-Fuel(BDF)生産装置を提案いたします。
① 操作性
・脂肪酸が入った油脂も処理可能です。
・回分運転で、原料の仕込みと製品の抜き出し時だけの作業です。
・反応後、e-Fuel(BDF)とグリセリン水は装置下部からデカンターに移し、分離・回収
します。
・e-Fuel(BDF)相とグリセリン水相からメタノール水を回収し、再利用します。
より高度な精製はオプションの別装置で可能です。
・WWミキサーで0.1kW/㎥程度の小動力で安定した反応・攪拌がされます。
・反応温度は40℃、恒温水循環で制御します。
② 安全性
・常圧・40℃での反応です。
・生産物・副生物共にアルカリを含んでいません。
・液体酵素は安心してお使い頂けます。
※液体酵素につきましては、Bio-energy株式会社
電話(06)6418-0810
http://www.kce.co.jp/bioenergy/index.htm が販売いたします。
③ 耐久性
・反応は常圧・常温で、酸やアルカリを使用しておりませんので腐食の心配は不要です。
・装置は低級アルコールやエステルへの耐性に優れた材質で構成されています。
さらに高品質を目指すプラントユーザー様にオプションとして、「e-Fuel(BDF)蒸発精製装置」「グリセリン精製装置」をお勧め致します。
※小型または大型プラントの設計・製作も可能です。
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