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【プレスリリース】 Vetterが米国およびドイツでのキャパシティ拡大計画を発表

登録日:2024/06/21

CDMOのグローバル・リーディング企業が、高まる顧客の需要に応える新たな製造拠点の立地およびデザインを概説 

  ● Vetterのアドバイザリー・ボードが、より自立したサステナブルな成長を目指す戦略方針を決定  
● 現在進行中の15億ユーロの投資計画を拡張し、イリノイ州デスプレーンズおよびドイツ・ザールルイにも拠点を展開 
● Vetterは同社のコアビジネスである、治験薬製造および商業生産向け注射製剤の充填キャパシティを拡大 

  ドイツ・ラベンスバーグおよびイリノイ州スコーキー/デスプレーンズ―2024年6月6日―医薬品受託開発製造機関(CDMO)のグローバル・リーディング企業であるVetterは、同社の米国拠点にさらに投資し、同拠点をイリノイ州スコーキーからデスプレーンズに移転し、拡張する計画を発表しました。同時に、ドイツ南西部に位置し、フランスおよびルクセンブルクに接するザールラント州での商業生産事業に大規模な追加投資を行うことで、現在ラベンスバーグおよびランゲナルゲンにて進行中の製造キャパシティ拡大を補完しようと計画しています。注射剤市場では開発、製造、アセンブリおよびパッケージングをCDMOに外部委託する企業が増加しているため、将来、世界中の顧客に対応するために製造キャパシティの拡大が必要であり、今回の計画によってそれを実現できます。 

「独立系のファミリー企業である弊社は、長期的な事業成長を支える周到かつ戦略的な計画策定を重視しています」と、アドバイザリー・ボードの会長で経営者一族のひとりである、Udo J. Vetter名誉評議員は述べています。「これらの投資を行うことで、弊社は両大陸での事業に注力することを再確認し、今後も成長市場の一端を担い続けることができるでしょう。」 


 
これまでの投資をさらに増強   

Vetterは​数年前に​デスプレーンズ拠点の確保という戦略的投資を行いました。これには事業開発に対する進歩的な考え方が表れています。今回のアドバイザリー・ボードの決定により、Vetterの治験薬製造拠点はさらに高い水準へと成長するでしょう。現在のスコーキー拠点およびオーストリアのランクヴァイルにある同社の治験薬製造拠点で高まっている顧客の需要も、この成長を後押しすると考えられます。 

本計画では、今後数年間にわたってデスプレーンズ拠点の建設プロジェクトならびに米国Vetterの治験薬製造拠点のIllinois Science and Technology Parkからの移転および拡張を進めていきます。治験薬製造施設および関連サービス部門施設を新設する予定です。この移転により、米国Vetterの治験薬製造拠点のキャパシティを効率的に倍増させ、将来拡張の機会が訪れたときにも十分な敷地を用意できる見込みです。 


 
商業生産拡大計画の見通し   

Vetterの経営陣は、ザールラント州ザールルイに新たな商業生産拠点を構えることを承認されました。この決定は、先ごろ承認されたGerman Pharmaceutical Strategy(ドイツ製薬戦略)および複数の製薬トップ企業によるドイツでの研究・製造設備投資の大幅な増加を受けてなされたものです。また、ドイツでの商業生産棟の建設プロジェクトでこれまで培われたCDMOとしての幅広い経験から、建設コストおよび計画立案に要する期間を容易に予測できることも、この決定に至ったひとつの要因です。さらに、この経験は既存のサプライヤーネットワークの迅速な利用や社内インフラの活用にも役立っています。 

ザールラント州政府は、ザールルイに先端技術集積地域(テクノパーク)を整備しようと計画しています。Vetterはすでに125エーカーの敷地の段階的な展開を計画し始めています。投資予定額は数億ユーロにのぼります。同拠点での医薬品製造は2030年までに開始される見込みで、Vetterは今後数年間にわたって新たに2,000名に及ぶ現地従業員を雇用する予定です。 

マネージング・ディレクターであるThomas Ottoは次のように述べています。「十分に検討を重ねた結果、ドイツ、特にザールラント州が弊社の商業生産事業を展開するのに最適な立地条件を有することがわかりました。弊社のラベンスバーグ拠点とその周辺エリアにおける、既存の技術力と製造キャパシティの拡大計画を進めていますが、それに加えてさらにサービス事業範囲を拡大できるでしょう。弊社の高い品質基準を信頼してくださっている世界中の患者と顧客に対する責任を果たして参ります」 


 
人々の生命を救う医薬品の供給増加に貢献
 

現在、世界中の顧客およびその患者のために尽力していく中で、Vetterは複雑な注射製剤を取扱う製造キャパシティを拡大しています。こうした拡大は、CDMOとして同社が注射製剤の開発サポート、注射製剤の無菌充填、デバイスへのアセンブリおよびパッケージング事業の成長を目指す包括的でサステナブルな長期計画において、不可欠な要素です。 

「アドバイザリー・ボードによる今回の承認は、治験薬製造事業および商業生産事業の顧客とその患者の、長期的な製造キャパシティの需要を満たすという弊社のコミットメントに即しています」とマネージング・ディレクターのPeter Soelknerは述べています。「ラベンスバーグおよびランゲナルゲン拠点への多年にわたる長期投資は弊社のコミットメントに貢献すると考えていますが、市場と弊社顧客はさらなる製造キャパシティを必要としています。今回、米国イリノイ州デスプレーンズとドイツでの追加投資について発表できることを誇りに思います。」 

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