株式会社情報機構

生成AI利用に関する法的留意点をふまえた企業の向き合い方および社内ルール策定・実務運用のポイント

2026/05/13

開催日 2026年7月28日(火)
開催地 Web

★明確な法律が未だ存在せず、導入時にリスク前提が変動している可能性も考えられる中、生成AIサービスの利用に関する法的リスクをどのように捉え、社内でルール化・運用していけば良いのか?
★ベースとなる考え方や現時点で押さえておくべき法的リスク、実務対応等について解説します。


生成AI利用に関する法的留意点をふまえた企業の向き合い方および社内ルール策定・実務運用のポイント

<講師>
弁護士法人大江橋法律事務所 東京事務所 パートナー弁護士  廣瀬 崇史 氏

<日時>
2026年7月28日(火) 13:00-16:30

<形態>
Zoomオンラインセミナー

<受講料>
1名45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円

※受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。

<セミナーポイント>
近時、生成AIサービスの利用は、文書作成、リサーチ、翻訳、要約、企画立案、広告作成など、企業活動のさまざまな場面で急速に利用が広がっており、効率的な実務運用のため日常的に利用がなされている状況です。
 一方で、生成AIサービスの利用に関する法的留意点は多く存在するものの、日本法上生成AIサービスの利用を直接想定した明確な条文や、実務上の判断基準を確立するような裁判例が十分に存在する状況ではなく、生成AIサービスの利用に関する法的リスクの評価は固まっていません。場合によっては、生成AIサービスの導入時に前提としていたリスク評価が変動している場合もあります。
 そのため、企業として、現時点で生成AIサービスの利用に係る法的リスクを改めて整理、認識しつつ、それを前提とした、生成AIサービスの利用に関する実務運用、社内ルールの策定・検討、業務におけるリスクテイクの判断等を行ってゆく必要があります。
 本セミナーでは、弁護士の立場から、生成AIサービスの利用に関する主要な法的留意点やリスク(生成AIサービスに関する利用規約の特徴、著作権法、個人情報保護法及び(契約上の)秘密保持義務に関する留意点や違反リスク、並びに、生成物の対外的な利用における留意点等)を、現行法・公表資料・実務上の考え方を踏まえて解説します。
 また、それらを踏まえ、生成AIサービスとの向き合い方や、生成AIサービスの利用に関する社内ルールの策定及び運用に関しベースとなる考え方も提供できればと考えています。
 生成AIの活用を進めたい企業、社内での利用ルールを整備したい企業、または既に導入済みの生成AIサービスについて法的リスクを再点検したい企業の皆様にとって、現時点で押さえておくべき法的リスクや実務対応を把握・検討する機会となれば幸いです。

○受講対象:
 ・組織の中で生成AIの利用に関するルールの策定及び運用を行っている部署に所属されている方
 ・生成AIを利用して業務を推進する部署に所属されている方
 ・生成AIを利用して事業を行う事業主の方

○受講後、習得できること:
 ・生成AIサービスの利用における法的留意点の概要及び近時の法的リスクの評価状況
  (著作権侵害、個人情報保護法違反、(契約上の)秘密保持義務違反などの留意点及びリスク評価の状況など)の把握
 ・生成AIサービスの利用に関する社内ルールを策定及び運用する際にベースとなる考え方

<講演プログラム>
*以下は現状の想定であり、説明の順番や説明項目の変更が生じる場合があることについてご了承ください。

第1 生成AIサービスの特徴、生成AIサービスの利用規約の特徴

1.生成AIサービスの特徴及び生成AIに関する日本の制度の外観

2.生成AIサービスの利用に関する利用規約の特徴・留意点の例
 (1)サービス提供主体やサービス名称に関する事項
 (2)特定のブランドの生成AIサービスの利用条件が複数存在すること
 (3)サービス利用規約や関連書類の構造
 (4)サービスの利用や提供条件の把握を難しくする事情
 (5)学習の有無、データ保存の有無・期間、Abuse Monitoringに関する条項の理解

3.生成AIサービスを選択する際の考慮事項の例

第2 生成AIサービスの利用に関する法的留意点

1 生成AIサービスへの入力時点(プロンプト)に関する法的留意点
 (1)プロンプトに第三者の著作物が含まれる場合
   ・複製権、翻案権等への侵害リスク
   ・著作権制限規定の適用可否
 (2)プロンプトに個人情報が含まれる場合
   ・個人情報/個人データの定義
   ・利用目的
   ・第三者提供/委託/クラウド例外
   ・(海外サービスの利用との関係で)「外国にある第三者」への提供の解釈
 (3)名誉やプライバシーに関する情報をプロンプトに入力する場合
 (4)プロンプトに営業秘密、限定提供データが含まれる場合
   ・秘密管理性
   ・電磁的管理性
 (5)プロンプトに他社提供のデータやNDAや秘密保持関連義務の対象となる情報が含まれる場合
   ・第三者提供の禁止に関するリスク(評価の変遷や状況)
   ・目的外利用の禁止に関するリスク
   ・削除、廃棄義務に関するリスク
 (6)その他不適切なプロンプト

2.生成物の利用に関する法的留意点
 (1)著作権侵害のリスク
   ・類似性、依拠性の考え方
   ・実務上の対応
 (2)生成物に個人情報(要配慮情報)が含まれる場合の留意点
   ・要配慮情報の概要
   ・実務上の対応
 (3)名誉権・プライバシー権への侵害リスク
   ・名誉権やプライバシー権の侵害となる場合の例
   ・実務上の対応
 (4)生成物に自社の営業秘密や限定提供データが含まれる場合の留意点
   ・営業秘密の保護のための対応
   ・限定提供データの保護のための対応
 (5)生成物に第三者の秘密情報が含まれる場合の留意点
   ・第三者提供禁止、目的外利用の禁止など
   ・義務違反の帰結、リスクの程度
   ・実務上の対応
 (6)誤情報が含まれる場合の留意点
 (7)消費者保護に関する論点の例
   ・生成AIを用いた広告(画像)の留意点
    実際の対象製品と異なる画像と景表法の関係
    打消表示の効果、限界
   ・[参考]生成AIを用いたカスタマーサポート(チャットボット)の留意点
    商品内容、取引条件、利用方法等について実際と異なる表示・説明
    誤認による契約取消(不当勧誘)のリスク
    利用者に対する損害賠償責任と利用規約における責任制限の定めの限界

3.リスクが高い用途に関する留意事項、その他関連事項
   ・正確性が重要な用途、バイアスを排除する必要がある用途など
   ・生成物に関する権利の整理
   ・RAGの利用に関する著作権法上の法的論点の整理

第3 生成AIサービスの利用への向き合い方、社内ルールの具体的項目、運用時の考慮事項の例など

1.前提事項
   ・利用に関する社内ルールと他の社内規程との関係
   ・利用可能なAIサービスの指定・承認
   ・アカウントの取扱い

2.生成AIサービスへの情報入力に関する事項
   ・個人情報の取扱い
   ・プライバシーに関する情報の取扱い
   ・機密情報(自社、他社)の取扱い
   ・第三者の著作物の取扱い

3.生成物の取扱い
   ・外部公開に際しての社内審査・チェックの実施
   ・具体的なチェック項目の例
   ・生成AIサービスの利用に関する言及

4.その他の事項
   ・問題発生時の報告
   ・リスクの高い用途での生成AIの利用に関する事項
   ・ログの管理

  <質疑応答>
 

企業情報

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  • TEL03-5740-8755 / FAX 03-5740-8766
  • URLhttps://johokiko.co.jp/

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