開催日 | 2025年9月29日(月) |
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開催地 | Web |
講師 ESTCJ(EMC & Safety Technical Consultant Japan) コンサルタント 井原 房雄 氏
講師紹介 ・総合電気メーカにて電子機器の開発、またEMC/製品安全部門で、CE、UL/FCC適合業務に従事
・関連会社のEMC&安全認証事業を立ち上げ、拡大
・東京都立産業技術研究センターにて、各種メーカの「国内外規制の適合」をサポート
・ESTCJ(EMC&Safety/CEサポート)にて、各種メーカの「CE取得、米国FCC/U規格等の適合」をサポート
・資格:iNARTE(製品安全・EMC)認定エンジニア
・著書:「IEC61010-1適合とCEマーキング対応(計測・制御・試験所用機器の製品安全の考え方と実践)」2019年出版
■専門・得意分野
・EU規制の全般解説(EMC/LVD/MR/RED/RoHS/WEEE/PPWRなど)
・各国製品安全規格の解説(IEC61010,IEC62368-1,IEC60335-1,IEC60204-1,NFPA,UL他)
・EMC規制の全般解説(EMC指令,米国,FCC他)
・電気安全試験の実践(漏れ電流、耐電圧、絶縁抵抗、保護導通など)
・EMC試験の実践(EN55011,EN55035,EN61326-1,FCC他)
・電気電子機器、機械装置のEMC/Safety規格への対策サポート <その他関連セミナー>
環境対応・リサイクル・CO2削減等 一覧はこちら 日時・受講料・お申込みフォーム ●日時:2025年9月29日(月) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
・2025年2月11日に、「包装および包装廃棄物規則(PPWR)を発効が発効されました。
・2026年8月12日にはPPWRが本格的に適用される重要な節目になっており、この日から、下記の「要件や義務」への遵守が発生します。
従って、(1)包装を使用している各種製品をEU輸出しているメーカー、及び、(2)包装を製造しているメーカ様は、このPPWRへの対応が急がれます。
- 「懸念物質」の制限(PFAS等)、
- 「包装の設計」の要件、
- 「堆肥化可能な包装」の要件、
- 「適合性宣言と技術文書」作成・保管の義務化
- 「特定の使い捨てプラスチック包装」の禁止
・本セミナーではEU包装廃棄物規則(PPWR)の要点解説及びEU輸出企業に求められる義務と対応」について解説いたします。
■受講対象
・現在、「欧州に製品を輸出している全製品メーカー」の方々(設計、品質保証、営業、管理職など全般)
・「包装を製造・納入している製造者やサププライヤー」の方々
・今後、EUに製品の「輸出を検討している全製品メーカー」の方々
■受講後、習得できること
・2026年8月12日から、本格的に適用される要件の理解
・EUに製品を輸出するために、PPWR遵守の手順
・製造業者の義務について
・技術文書、適合宣言書の作成内容
・その他
セミナー内容
1. 「PPWR(EU)」の概要
1.1 「PPWR」から「PPWR]への要点
1.2 「PPWR」の構成
1.3 「適用範囲」と「他の規制」との関係
1.4 「適用除外」と特例
1.5 「包装」の定義
1.6 「適用時期」について」
1.7 「罰則」
2. 包装の「持続可能性」要件
2.1 「懸念物質」の制限
2.2 「リサイクル性」
2.3 プラスチック包装における「リサイクル材の割合」
2.4. プラスチック包装における「バイオベース原料」
2.5. 「堆肥化可能」な包装
2.6. 包装の「最小化と空きスペース」
2.7 再利用可能な包装
2.8 プラスチックレジ袋
3. 「ラベル、マーキング、情報」要件
3.1 包装の表示
3.2 包装廃棄物収集容器の表示
3.3 包装の環境に関する主張
4.「包装」の適合性
4.1 「試験、測定及び計算方法」
4.2 「適合性評価手順」と「技術文書」
4.3 「EU適合宣言」
5. 「製造者」等の義務
5.1 「適合した包装のみ」を市場投入
5.2 「適合性評価」実施と「技術文書とEU適合宣言」作成
5.3 シリーズ製造品の適合性維持
5.4 「包装の識別情報」の表示
5.5 「製造業者の連絡先情報」の表示
5.6 「不適合時の是正措置」
5.7 「国家機関への協力」
5.8 「包装・包装材供給者」の義務
5.9 「製造業者および供給者」以外の義務
6. 「EU域内への包装輸入」に関する管理
6.1 「EU域内への包装輸入」に関する管理
7.「廃棄物削減に関係する事業者」の義務
7.1 「過剰包装」に関する要求
7.2 「特定の包装形態」の「市場投入禁止」
7.3 「再利用可能な包装」に関する義務
7.4 「詰め替え」に関する義務
7.5 「再利用目標」
7.6 「再利用目標の達成度」の計算と報告
7.7 「持ち帰り」の詰め替えの義務
7.8 「持ち帰り」部門の「再利用可能な包装」の提供
8.「包装および包装廃棄物」の管理
8.1 「EU所轄官庁」の計画等
8.2 廃棄物防止
8.3 「生産者登録および拡大生産者責任」制度
8.4 「返却、収集、デポジット・リターンシステム」
8.5 「再利用と再充填」
8.6 「リサイクル目標」とリサイクルの促進
8.7 「包装廃棄物予防と管理」情報と加盟国の報告
9. 「EU輸出企業」の「PPWR遵守」ステップ
9.1 「包装の要件」への適合設計
9.2 「適合性の評価」と「技術文書の作成」
9.3 「表示(ラベリング)」と「情報の提供」
9.4 「拡大生産者責任(EPR)」制度への対応
9.5 「日本の包装材企業」の「PPWR対応」
10. ご参考:「包装材」の「PPWR適合性」について