開催日 | 2025年12月23日(火) |
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開催地 | Web |
★2025年6月1日に完全施行され、半年が経過したPL制度。食品事業者の要望に対して、食品用器具及び容器包装のPL対応はきちんと実施されていますか?
■セミナーテーマ
食品事業者視点からの食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度徹底解説と課題~「HACCPに沿った衛生管理」との関わりについて~
■講師
一般社団法人食品経営支援協議会 研修コンサルティング部 理事 フードサポートムツミ 代表 沼 博之 氏
・国際HACCP同盟認定 HACCPリードインストラクター
・JHTC認定 HACCP上級コーディネーター
・HACCP研修委員会認定 HACCP指導スペシャリスト
■主経歴等
1984年 JA松山(農業協同組合):スーパーマーケット出向を経て販売部責任者
1992年 金印物産株式会社(調味料メーカー):松山営業所責任者
2002年 株式会社上野昆布(業務用食品卸):営業開発部責任者
2008年 私市醸造株式会社(調味料メーカー):営業部兼マーケティング部責任者、
ISO22000食品安全マネジメント認証チームリーダー
2019年 一般社団法人食品経営支援協議会 理事就任
2020年 フードサポートムツミ開業
■専門および得意な分野・研究
・HACCPに特化したセミナー講師
・HACCP計画の策定・見直し支援
■本テーマ関連の専門学協会等での委員会活動
・HACCPマイスターbasicオンラインセミナー専任講師
・HACCPコーディネーター養成ワークショップ認定講師
・日本食品安全検証機構 HACCP認証審査員
・日本GAP協会 JGAP審査員補
●日時:2025年12月23日(火) 13:00-15:30 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
■講座のポイント
・本講座では、完全施行された「PL制度」について「食品事業者視点」から解説します。その中で、「PL制度」に対して食品事業者が抱えている課題を浮き彫りにしていきます。
・本講座の目的は、食品用器具と容器包装の製造に携われている方、その販売に携われて方、「PL制度」に関係した業務に携われている方に、食品事業者の課題を知っていただくことです。
知っていただくことで、食品事業者からの問い合わせに対して、より円滑なコミュニケーションを取ることができます。
■受講後、習得できること
・PL制度の概要とその法制化の背景に対して、理解を深めていただきます。
・食品事業者がなぜPL制度を順守しなければならないかを、食品事業者目線で知ることができます。
・食品事業者とのコミュニケーションを、より円滑に行うことができるようになります。
■講演プログラム
1.ポジティブリスト(PL)制度とは
1.1 PL制度の概要
1.2 合成樹脂の分類
1.3 なぜPL制度の対象は、合成樹脂なのか?
1.4 PL制度施行の背景~国際整合~
1.5 今後もPL制度は、合成樹脂だけが対象?
1.6 PL制度の更新に要注意!
1.7 PL制度の「対象範囲」において、勘違いされやすい箇所は
1.8 食品と接触する可能性のある合成樹脂の層が、使用可能となる条件は
1.9 食品用器具とは
1.10 食品用器具で、PL制度対象外となるものは?
1.11 「食品添加物」と直接接触する食品用器具は、PL制度の対象?
1.12 食品輸送用ポンプに合成樹脂製の部品は使われていないか?
1.13 食品事業者の課題~PL制度対象の「機械及びその部品」について
1.14 食品用機械製造事業者の課題~PL制度対象の機械について
1.15 「食品グレード品」「食品衛生法適合品」「PL適合品」について
1.16 ポリ手袋はPL制度対象か?
1.17 水のホースや配管はPL制度対象か?
1.18 貯水槽もPL制度の対象?
1.19 PL制度の施行日と経過措置期間
1.20 従来のネガティブリストからPL制度へ移行
1.21 PL制度施行日と経過措置期間の対応
1.22 食品用器具・包装資材製造事業者の製造管理について
1.23 事業者間の情報伝達の義務化
1.24 伝達する情報について
1.25 PL制度に対して食品事業者の責任
1.26 罰則規定は?
2.PL制度と「HACCPに沿った衛生管理」との関わりは?
2.1 食品衛生法等の一部を改正する法律(2018年6月13日公布)の概要
2.2 海外におけるHACCP導入の動き~国際整合~
2.3 HACCPに沿った衛生管理の制度化 2021年6月1日から完全施行
2.4 HACCPとは
2.5 HACCPの歴史
2.6 コーデックスHACCP
2.7 コーデックスHACCP7原則12手順
2.8 ハザードとハザード分析について
2.9 制度化された衛生管理計画の作成と実施
2.10 HACCP計画とPL制度の関わり~具体例から確認する~
2.11 HACCPモデル「ドレッシング類」
2.12 HACCPモデル「めん類」
3.今後の課題
3.1 「溶出する有害物質」が、化学的ハザードとしてリストアップされない理由
3.2 「溶出する有害化学物質」に対しての食品事業者の課題
3.3 食品事業者が、PL適合確認をしていなかった場合は
3.4 「PL制度」に対しての食品事業者の課題
(質疑応答)