株式会社R&D支援センター

体外診断用医薬品(IVD)および医療機器(MedTech)における生成AI実装・運用のための実践的アプローチ

2025/12/10

開催日 2026年3月26日(木)
開催地 Web

【開催日時】
2026年03月26日(木) 12:30~16:30

【講師】

笹嶋グローバルコンサルティング 代表 笹嶋 政昭 氏

【専門】
分子生物学、光学分析、機能材料、医療情報管理

【経歴】
 チバ・コーニング・ダイアグノスティックス株式会社(現シーメンスヘルスケアダイアグノスティックス)にて化学発光法により全自動検査診断システムの薬事、設計開発、日本メドトロニック株式会社にて植込み型医療機器の臨床開発、三菱化学株式会社にて体外診断薬と検査機器の薬事、新規事業開発並びにライフサイエンス事業の再構築を行った。2007年から2014年まで極東製薬工業株式会社にて取締役研究開発本部長、事業企画部門長を歴任。2014年から現在まで、笹嶋グローバルコンサルティング代表。
 2014年度から2015年度にかけて経済産業省所管(現在はAMED所管)医工連携事業化推進事業の技術支援、医療機器開発支援ネットワーク事業の立ち上げ支援に尽力。
 現在は、主として大手の異業種参入企業を中心に、医療機器や体外診断用医薬品事業立ち上げ、中期経営計画立案支援、製品開発支援、海外事業展開支援、さらに様々な医療ICTシステム開発支援を行っている。
 診断にかかる分析技術、特に、イムノクロマト法、磁性粒子、化学発光免疫測定法、グレーティングカップルドSPRなどは世界で最も早く商業化したメンバーの一員であり、これらの先端技術や関連事業の特性評価と商品化、普及活動に尽力。


【価格】
 非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円) 会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

【趣旨】

 本セミナーは、体外診断用医薬品(IVD)および医療機器(MedTech)業界の専門家を対象に、生成AI技術の実践的な導入と運用に関する包括的な知識を提供することを目的とする。
 単なる技術解説に留まらず、薬事業務の効率化といった短期的な成果から、研究開発の加速という長期的なビジョンまで、具体的なビジネス価値創出の道筋を体系的に解説する。市場データ、先進事例、規制動向、実装ロードマップを網羅し、参加者が自社で即座に活用できる戦略的プレイブックを提供する。
 特に、MedTech業界が直面する特有の課題、すなわち戦略不在、データ統合の困難さ、人材不足といった障壁を乗り越えるための具体的な処方箋を提示することに重点を置く。生成AIがもたらす変革は、プロセスの効率化、顧客とのインタラクションの個別化、そして革新的な製品開発の加速化に及び、企業データとナレッジをより包括的に活用することで新たな価値を創出する機会を提供する。
 本セミナーを通じて、参加者はこれらの機会を最大限に活用し、競争優位性を確立するための知見を得ることができる。

【プログラム】

 1 イントロダクション:生成AIという戦略的必須要件
  1.1 本日のゴール:
  1.2 なぜ今、生成AIなのか?市場のパラダイムシフト
  1.3 先行事例からの洞察:製薬業界の成功に学ぶ

 2 短期的な勝利 - 生成AIによる薬事・品質保証業務の革命
  2.1 規制文書作成の自動化と効率化
  2.2 品質マネジメントシステム(QMS)とリスク評価の高度化(事例研究)
  2.3 実装の核心:データ、検証、そして「Human-in-the-loop」

 3 長期的な目標 - 研究開発の加速と診断能力の強化
  3.1 合成データ生成:次世代診断モデルへの道
  3.2 設計とシミュレーションの革新
  3.3 日米AI搭載医療機器の薬事承認プロセス

 4 実装ロードマップ - 組織内に生成AI能力を構築する
  4.1 導入への具体的ステップ:「小さく始めて大きく育てる」
  4.2 組織と人材の変革(チーム建て)
  4.3 ガバナンスとROIの算定

 5 未来への航路を描く
  5.1 AIは診断・治療・患者ケアの未来をどう変えるか。
  5.2 医療従事者の役割はAIによってどう変化するのか。
  5.3 AIネイティブなスタートアップ企業がもたらす競争環境の変化と、大手企業の対抗策 
  5.4 現場で直面する課題(データ基盤、プロジェクト選定、人材育成など)と対策案は何か
  5.5 倫理的課題と信頼の構築

 6 クロージング:明日から始める「最初のステップ」
  6.1 具体的なアクションプラン雛形の提案(薬事担当向け、研究開発担当向け、経営層やDX推進者向け)
 

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