株式会社R&D支援センター

疾患ターゲット検査法開発の進め方と開発最新動向

2025/12/10

開催日 2026年3月25日(水)
開催地 Web

【開催日時】
2026年03月25日(水) 12:30~16:30

【講師】

合同会社鈴木聡薬業事務所 代表社員 RA・QAアドバイザー 博士(医学)、MBA 鈴木聡 氏

【専門】
バイオロジクス、再生医療等製品、希少疾患薬の薬事・品質(RA・QA)および信頼性保証業


【価格】
 非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円) 会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

【趣旨】

 新規創薬や体外診断薬の開発では、どの標的分子やバイオマーカーに注目すべきかが重要な判断となります。
 近年、バイオインフォマティクスや生成AIの進展により、その探索手法も大きく進化しています。

 本講義では、創薬と診断の融合が進む中で注目される「疾患ターゲット検査法」に焦点を当て、NGS・AI・空間オミクスなどを活用した新規ターゲット、バイオマーカー、検査薬の最新動向と実践的開発戦略を解説します。

【プログラム】

 第1章 イントロダクション:疾患ターゲット検査が変える創薬の未来
  1. 創薬と診断の融合 ― Theranosticsの進化と産業構造の変化
  2. 疾患ターゲット探索の新潮流:疾患遺伝子・代謝経路・免疫プロファイルの再定義
  3. 希少疾患・未充足疾患が生み出す“未踏領域”市場
  4. モダリティ(抗体・核酸・細胞・遺伝子)に応じたターゲット検査戦略

 第2章 新規創薬ターゲット探索の最前線
  1. 疾患オミクスからのターゲット創出:ゲノム・トランスクリプトーム・プロテオーム連動解析
  2. 空間オミクスによる病変微小環境の可視化
  3. AIによる疾患ネットワーク解析と新規標的同定
  4. 患者コホート×NGSデータベースを活用した創薬標的リパーパシング(再探索)
  5. シングルセル解析が開く次世代ターゲット創薬

 第3章 新規バイオマーカー探索の最新技術
  1. 多層オミクスによる**複合バイオマーカー(multi-omics signature)**の構築
  2. リキッドバイオプシーによる早期診断と治療効果予測
  3. AI/機械学習によるバイオマーカー発見アルゴリズム
  4. シングルセル免疫プロファイリングによる免疫関連バイオマーカー
  5. 非侵襲・マルチモーダルバイオマーカー(画像+遺伝子+代謝)

 第4章 新規検査薬開発とコンパニオン診断の革新
  1. コンパニオン診断薬の進化:EGFR、ALK、PD-L1、HER2、BRAFの事例
  2. 次世代コンパニオン診断:AI診断・多遺伝子パネル・デジタル病理
  3. 希少疾患向け検査薬開発 ― 検体数制約下の開発戦略
  4. LDTから体外診断用医薬品(IVD)へのトランスレーション実務
  5. POCT(Point-of-Care Testing)とデジタルデバイスの臨床実装

 第5章 モダリティ別にみるターゲット検査と開発動向
  1. 抗体医薬・ADC:バイオマーカー連動治験設計と診断薬共開発
  2. 核酸医薬(siRNA・mRNA・ASO):標的発現・応答バイオマーカーの探索
  3. 遺伝子治療:ベクター特性と免疫反応の評価法
  4. 細胞治療(CAR-T、iPS由来):機能評価・モニタリングバイオマーカー
  5. 再生医療等製品:細胞品質・ポテンシー試験・遺伝子安全性評価

 第6章 制度・規制動向と国際開発の実務
  1. PMDA/FDA/EMAにおけるコンパニオン診断薬・バイオマーカー承認の要件
  2. AI診断・SaMD(Software as a Medical Device)規制と審査傾向
  3. 希少疾病用医薬品制度とバイオマーカー開発支援制度
  4. 国際共同試験・共通パネル化・標準化の動向(IVDR, ISO15189, FHIR等)

 第7章 未来展望:疾患ターゲット検査が導く創薬・事業の新地平
  1. 創薬と診断の共創モデル:治療予測・個別化医療・疾患予防
  2. データ駆動型ターゲット発見(AI×リアルワールドデータ×バイオバンク)
  3. 低・中所得国向け検査薬開発とグローバルアクセス
  4. ESG/社会的価値からみる検査薬・診断ビジネスの重要性

 第8章 質疑応答・オープンディスカッション
  1. 創薬ターゲット・バイオマーカー探索の課題共有
  2. 規制・技術・倫理のバランスをどう取るか
  3. 聴講者との双方向議論:次世代開発モデルを考える
 

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