開催日 | 2025年7月11日(金) |
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開催地 | Web |
【開催日時】
2025年07月11日(金) 13:00~17:00
【講師】
東京科学大学 総合研究院 難治疾患研究所 教授 内田 智士 氏
《専門》
核酸医薬、遺伝子治療、ドラッグデリバリーシステム、バイオマテリアル
《略歴》
2007年 東京大学 医学部 医学科 卒業
2007-2009年 北見赤十字病院 初期臨床研修医
2013年 東京大学 大学院医学系研究科 博士課程 修了
2013年 東京大学 大学院医学系研究科 特任研究員
2013-2016年 東京大学 大学院医学系研究科 特任助教
2016-2020年 東京大学 大学院工学系研究科 特任助教
2020-2022年 京都府立医科大学 大学院医学研究科 准教授
2023年- 東京医科歯科大学/東京科学大学 総合研究院 難治疾患研究所 教授
2022年- 公益財団法人川崎市産業振興財団 ナノ医療イノベーションセンター
(iCONM) 主幹研究員 兼務
2022年- Crafton Biotechnology株式会社 取締役最高医療責任者 兼務
《活動》
日本DDS学会 評議員
日本バイオマテリアル学会 評議員
【価格】
非会員: 49,500円 (本体価格:45,000円) 会員: 46,200円 (本体価格:42,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
【趣旨】
新型コロナウイルスワクチンにおいてメッセンジャーRNA (mRNA)医薬が実用化された。今回の迅速な実用化の背景には、mRNAの設計、製造からデリバリーに渡る技術開発の蓄積があった。本セミナーでは、そのような基盤技術に関して、基礎から最新の動向まで詳説する。また、mRNAワクチン実用化を受け、mRNA医薬の開発が加速している。既に、感染症ワクチンだけではなく、がんワクチン、がん免疫治療、ゲノム編集、遺伝性希少疾患治療、再生医療、抗体医薬といった分野で、活発な研究が行われており、多くの臨床試験が行われている。このような新型コロナウイルスワクチンの先の展望についても詳説する。
【プログラム】
1はじめに
1.1遺伝子治療のモダリティ
1.2mRNA医薬の生物学
1.3mRNA医薬の発展
2mRNA医薬の設計、製造、品質管理
2.1mRNAの設計、製造
2.2mRNA製造における副生成物
2.3環状mRNA
2.4自己増幅RNA
2.5mRNA工学
3mRNAデリバリー技術
3.1脂質性ナノ粒子
3.2高分子ナノ粒子
3.3その他の技術
4mRNAワクチン
4.1mRNAワクチンのデリバリー技術
4.2mRNAワクチンのアジュバント
4.3感染症予防ワクチン
4.4がん治療ワクチン
5mRNA医薬品
5.1がん免疫治療
5.2ゲノム編集治療
5.3抗体医薬
5.4希少疾患治療
5.5再生医療
6おわりに