サイトカイン
ACROBiosystemsは、インターロイキン、成長因子、腫瘍壊死因子(TNF)、サイトカイン、コロニー刺激因子(CSF)、インターフェロン(IFN)などの製品を開発しております。補体因子と他の組換えサイトカインとそれらの受容体タンパク質製品は、サイトカインを標的とする薬剤開発の支援をします。
2023/07/11
バックグラウンド
サイトカインは、免疫細胞(単球、マクロファージ、T細胞、B細胞、NK細胞など)と一部の非免疫細胞(内皮細胞、表皮細胞、繊維母細胞など)によって刺激、合成、分泌される小分子タンパク質です。たくさんのサイトカインは体内で互いに促進または制限し、複雑な免疫調節ネットワークを形成します。特定のサイトカインは、オートクライン、パラクライン、エンドクラインなどの様式で生物効果を発揮し、多面発現、 重複、拮抗、相乗などの様々な特性を有しています。サイトカインは、腫瘍の転移を促す微小環境を構築します。
特定の条件下では、サイトカインは様々な病気の発生にも関係し、サイトカインストームやサイトカインストーム症候群を引き起こし、多臓器不全、機能不全や、死亡までになる可能性があります。 サイトカインと受容体との複雑な相互作用は、腫瘍微小環境における慢性炎症と免疫抑制を媒介し、腫瘍の進行、転移を促進し、治療への反応を低下させます。 自己免疫疾患は、腫瘍に次いで二番目に規模の大きい治療領域であり、サイトカインは最終的なエフェクタータンパク質として、その機能を阻害することで、自己免疫疾患の組織損傷と炎症反応を効果的に軽減できます。バイオ医薬品技術の向上に伴い、標的サイトカイン医薬品は今後もまだまだ成長し、腫瘍や自己免疫疾患の治療において大きく期待できます。
ACROBiosystemsは、「より良いバイオ医薬品のためには標的タンパク質から始める」と考え、長年組換えタンパク質の分野に力を尽くし、インターロイキン、成長因子、腫瘍壊死因子(TNF)、サイトカイン、コロニー刺激因子(CSF)、インターフェロン(IFN)などの製品を開発してきました。補体因子と他の組換えサイトカインとそれらの受容体タンパク質製品は、サイトカインを標的とする薬剤開発の支援をします。
製品の特長
ヒト由来細胞(HEK293、ヒト胎児腎臓細胞)が発現され、タンパク質は人体の自然なコンフォメーションに近いです。
多様な生物種:ヒト、マウス、ラット、アカゲザル、ウサギ、カニクイザル、種間実験に適しています。
さまざまなラベルとタグ
AvitagTMシングルポイント酵素標識技術を使用するビオチン標識タンパク質を提供:ビオチン化はAvi標識リジン残基で起こり、標識は均一です。タンパク質の本来の活性に影響を与えません。アビジンコートした表面に固定化すると、タンパク質の方向性は一致です、
SDS-PAGEで高純度を、SEC-MALSで構造の均質性を確認されています。
ELISA/SPR/BLI/細胞実験により、受容体や抗体との結合による高い生物活性が確認されています。プロトコルも提供可能です。
ロット間の高い一貫性を保証するために、厳格な品質管理を実施しております(ELISAでQCを確認)。
包括的なサイトカイン製品、フォーカスのホットサイトカインターゲットを提供します。
フォーカスのサイトカイン
IL-2&IL-2受容体(特許取得済み技術で設計)
IL-4 and IL-4 R
alphaIL-6 and IL-6 Receptors
IL-23A&IL-12B
VEGF Family
TGF-beta
FGF
TNF-alpha
GDF-15
CSF
EGF and EGF Receptors
IGF-I R
CTGF
Complement C3
Complement C5
アッセイデータなどは下記のバタンよりご確認いただけます。