複数回膜貫通型標的タンパク質

、CD20, Claudin18.2, CD133, GPRC5D, CXCR4, CCR5 and CCR8など種類が豊富な全長構造複数回膜貫通型タンパク質をご用意できます.

2023/06/29

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膜貫通型タンパク質は細胞膜のリン脂質二重層に嵌められている膜を通過するタンパク質のことです。膜貫通領域の相互作用によって膜外と膜内の環境が繋がれ、シグナル伝達のための活性化と応答反応を達成し、細胞内外の構造と機能的な変化を調節できます。多くの疾患は異常な膜貫通型タンパク質の機能とは関連性が見られるので、様々の機能を持っている膜貫通型タンパク質は医薬品の理想的な標的になっています。
全長構造の複数回膜貫通型標的タンパク質は重要性を示しています。例えばCD20の場合はRitux*mabはCD20に対し、認識部位が一次エピトープECL2のほか、二次エピトープECL1/ECL2も含まれています。Ritux*mabのCDC効果も二次エピトープECL1/ECL2に影響されることが証明されました[1]。が、複数回膜貫通型タンパク質は構造が複雑なうえに、複数の疎水性膜貫通領域があり、宿主細胞における発現レベルは非常に低いです。
全長構造の複数回膜貫通型標的タンパク質の製造上の問題点の解決に向け、複数回膜貫通型タンパク質を標的とする医薬品の研究を促進できるよう、弊社は複数回膜貫通型タンパク質の製造のためより包括的なソリューションを提供しております。様々なニーズに応えるために、CD20, Claudin18.2, CD133, GPRC5D, CXCR4, CCR5 and CCR8など種類が豊富な全長構造複数回膜貫通型タンパク質を用意できます。

三種類のテクノロジープラットホーム
1.VLPテクノロジープラットホーム
HEK293の発現システムに基づき、VLPテクノロジープラットホームを作っています。このプラットホームを用いて、完全なコンフォメーションを持っている膜タンパク質を細胞の表面に集合させ、抗体免疫とスクリーニングに利用できるよう、複雑な構造の膜タンパク質を可溶で高濃度のタンパク質に変えます。作られたエンベロープVLPsは細胞膜上に正しく折りたたまれた複数回膜貫通型タンパク質を提示し、それによって標的になる天然コンフォメーションを識別する抗体を誘導し、スクリーニングできます。 VLPテクノロジープラットフォームによって製造される通常の複数回膜貫通型タンパク質以外にも、カスタマイズサービスも承っております。 ユニークな技術:
全長膜貫通型タンパク質で、ECDエピトープが完全である
VLPの中の標的抗原は過剰発現細胞と比べて発現量が高い
免疫原性の改善:
100-300 nmの大きさで、体内樹状細胞とファージディスプレイの最高のターゲットになる
免疫抗原/ELISA/SPR/BLI /細胞実験/CAR陽性率測定などに利用できる


2.膜タンパク質-可溶化剤テクノロジープラットフォーム 複数回膜貫通型タンパク質の膜貫通領域は疎水性が高く、通常のバッファーの中で正しいコンフォメーションを維持することは困難です。可溶化剤を使うことでそれを解決できます。弊社は昆虫細胞と哺乳類細胞の発現技術をもとにして、開発が困難な医薬品に使う標的膜貫通型タンパク質の発現、精製プラットホームを構築し、よく使われている可溶化剤の中からDDM / CHS(製品番号DC-11)などの効果の良いタイプを選別しました。それによって複数回膜貫通型標的タンパク質の可溶性を大幅に向上させ、天然のコンフォメーションの形成を促進しました。 ユニークな技術:
複数の膜貫通タンパク質は完全なコンフォメーションを持っています。
正確な定量化を実現できる。
免疫抗原/ELISA/SPR/BLIに利用できる

3.Nanodiscテクノロジープラットフォーム ナノディスク(Nanodisc)は膜足場タンパク質(MSP)とリン脂質分子で構成されたリン脂質二重膜構造です。膜タンパク質をナノディスクの特殊な構造に挿入できます。生物活性が保て、可溶性も良好なので、よく利用されています。弊社の研究開発チームが様々な努力をし、工業化のスケールアップ生産に適しているNanodiscのアセンブリプロセスに成功し、膜貫通型タンパク質Nanodisc製品を長期的かつ安定的に提供できます。 ユニークな技術:
全長構造膜貫通型タンパク質は天然の細胞膜のような環境の中で、生物活性が保たれる。
可溶性がよく、可溶化剤は不要。
免疫抗原/ELISA/SPR/BLI/細胞培養実験/CAR陽性検査に利用できる。
 

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