• WEB展示場 TOP
  • PHC株式会社
  • PHCbi、-85℃ノンフロン超低温フリーザー「FrostLess」を発売 ~内扉への着霜を大幅に低減し、研究現場の効率向上に貢献~

PHC株式会社

PHCbi、-85℃ノンフロン超低温フリーザー「FrostLess」を発売 ~内扉への着霜を大幅に低減し、研究現場の効率向上に貢献~

登録日:2023/07/03

PHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHCbi」)は、この度、製薬企業及び研究施設・医療機関向けに、内扉への着霜の大幅低減を実現した-85℃ノンフロン超低温フリーザー「FrostLess(フロスト・レス)」(品番:MDF-DU700ZHS1-PJ)(*1)を発売しましたので、お知らせいたします。

ワクチンや細胞・遺伝子治療の研究開発が進む中、細胞試料や医薬品などの長期保存に使用される超低温フリーザーの需要は年々増加しています。一方、製品の扉の開閉頻度や設置環境によって庫内に霜が発生する場合があり、研究現場における課題の一つとなっています。国内のアカデミアを対象とした調査結果(*2)によると、超低温フリーザーの除霜作業に時間が割かれたり、庫内の検体を取り出しにくくなるなど、製品内部への着霜に起因する研究者の負担が超低温フリーザーに関わる課題の上位を占めています。

この度発売した「FrostLess」は、課題であった内扉及びその周辺部への着霜を大幅に低減することで、メンテナンスに伴う研究者の手間やストレスを軽減し、貴重な検体や試料をこれまで以上に安心して長期保存できる、使いやすさを追求した-85℃ノンフロン超低温フリーザーです。従来の内扉の断熱材に真空断熱パネル(VIP)を付加し、断熱性能を向上させることで、内扉への着霜を低減しました。加えて、内扉のフレームパッキンの形状と素材などを刷新して、断熱性能をさらに高め、パッキン周りへの着霜を含めて、霜の発生を大幅に抑制します。これにより、研究者が除霜に要する作業頻度を削減し、従来機種(*3)比で最大約6割(*4)の作業時間の短縮が可能となるため、研究現場における作業負担の軽減と、より効率的な研究活動の遂行に貢献します。

また、エネルギー効率の高い自然冷媒と、低速域での効率的な回転制御によって電力消費を抑制できる新型インバーターコンプレッサーや二元冷凍インバーター制御(*5)など独自技術を活用し、1日あたりの消費電力量を7.1kWh(*6)に抑えました。これは、従来機種(*7)との比較で約32%の消費電力量削減にあたり、省エネルギー性能の向上を通じて、地球環境保全にも寄与します。

(*1) URL:www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-du700zhs1
(*2) PHCbi社内調査(2023年1月時点)
(*3) MDF-U76V
(*4) PHCbi社内検証結果に基づく(従来機種MDF-U76Vとの比較。環境条件=温度/湿度:30℃/80%  稼働期間:30日 負荷:無負荷 製品扉開閉数:検証期間内合計150回、30秒/回)
(*5) 特許第6603394号取得。令和3年度関東地方発明表彰「群馬県知事賞」を受賞
(*6) 室温23℃、設定温度-80℃、無負荷におけるMDF-DU700ZHS1(100V/60Hz)の実測値
(*7) MDF-DU700VH

詳細については下記の「リリース元を見る」よりご参照ください。

企業情報

PHC株式会社

詳しく見る

このリリースに関連する商材情報

TOP