株式会社堀場製作所

HORIBA無料セミナー オンライン配信×対面開催 ラマン実践講座 RamanSchool 2025

2025/06/04

開催日 2025年7月30日(水)
開催地 京都府

近年、産業応用の発展が著しいラマン分光分析法をより多くの方に活用いただきたいとの想いで、今年も「ラマン実践講座:Raman School」を開講します。今年は関西学院大学 名誉教授・フェローの尾崎幸洋先生以外にも3名の招待講演の先生をお迎えし、最先端のアプリケーション事例をご紹介するプログラムをご用意しました。ラマン分光分析に携われている方はもちろん、これから使ってみようかなと思われている方もぜひご参加ください!

<講演内容>

【招待講演】ますます拡まる、深まるラマン分光
本講演は2部構成からなる。第一部はラマン分光法の入門に関するものである。ラマン分光法の原理、特色、応用について初心者にもわかるように概説する。第二部は最近のラマン分光法の新展開に関するもので、ますます拡がるラマン分光法の新しい応用を紹介するとともに、深まるスペクトル解析についても議論する。特にナノラマン、表面増強ラマン、ラマンイメージング、バイオラマン等に重点を置く。最後にこれからの展望についても触れる。

関西学院大学 生命環境学部 名誉教授・フェロー 尾崎 幸洋先生

【招待講演】ラマン分光法を用いた高分子材料の構造物性評価
~低波数ラマンスペクトルとラマンイメージングによるプラスチックの構造物性評価~

ラマン分光法は、高分子化合物の分子間・分子内相互作用を評価する手法として広く利用されており、物質の同定、定量分析などの他に、高分子の配向や結晶化度に関する情報や、温度変化や延伸によるコンフォメーション変化などの情報を得ることができる。最近では、低波数領域のラマンスペクトル測定やイメージング測定などにより、分子間相互作用や結晶化度の分布を可視化することができ、例としてプラスチックの海洋分解過程や相分離挙動などの研究を紹介する。

神戸大学大学院 人間発達環境学研究科長 佐藤 春実 先生
 
【招待講演】ナノラマン分光による微粒子の構造解析と高感度探針技術の開発
チップ増強ラマン分光法(TERS)は、近接場光と呼ばれる光の波長よりも小さいナノスケールの領域に発生する光を利用することで、従来のラマン分光法では到達不可能な微小領域の化学・構造情報の取得を可能とする。本講演では、TERSの応用例として数十nm以下の単一微粒子の構造解析事例を紹介するとともに、TERSの要である近接場光を発生させるための探針開発に関する研究を紹介する。

産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 次世代電子材料研究グループ 板坂 浩樹 先生

【招待講演】機械学習・多変量解析と組み合わせたラマン分光のバイオ応用
細胞のラマンスペクトルはタンパク質や脂質、核酸、2次代謝物などさまざまな細胞内物質に関する豊富な分子情報を含んでいる。その複雑なスペクトルデータを機械学習あるいは多変量データ解析の手法を用いて解析することにより、微生物の種と機能の高精度識別、細胞外小胞の1粒子分析、ラベルフリーイメージングなどへの応用が可能となっている。本講演では、これらの研究レベルでの応用事例について、基本原理とともに紹介する。

関西学院大学 理学部 教授 重藤 真介 先生

<開催概要>
●日  程:2025年7月30日(水)10:00~17:45(オンラインは、14:50 まで)
●費  用:無料
●開催形式:「会場受講」または、「オンライン受講」 「会場受講」
 * 株式会社堀場テクノサービス 京都本社 6F テクノプラザ 京都市南区吉祥院宮の東町2「会場地図はこちら」 「オンライン受講」
 * Zoom Webinarを使用いたします。ブラウザでのご視聴の場合、ブラウザのバージョンは最新版をご利用ください。開催時間の約10分前よりご入室が可能です。
●定  員:会場受講:50 名 オンライン受講:500 名
 * 会場受講・オンライン受講ともに、定員になり次第お申込みを締め切らせていただきます。
 * 会場受講の申し込みの締め切りは7/23(水)を予定しております。

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