| 開催日 | 2026年10月23日(金) |
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| 開催地 | 東京都 |
★濾過の基礎から実験データ解析、濾過機や濾材の選定、濾過試験・評価のポイント、高効率の濾過操作法など、実践的な濾過プロセスにおけるノウハウを解説。
現場を見据えたろ過実務
~原理から装置フィルターの選定・設計、各種評価方法まで~
講師:名古屋大学 入谷 英司 氏
<日時>
2026年10月23日(金) 10:30-16:30
<会場>
[東京・大井町]きゅりあん
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
■講座のポイント
濾過操作は最も古くから利用されてきた分離操作の一つであるが、現在も技術イノベーションが積み重ねられ、利用分野の拡大と分離対象粒子の多様化、微細化が加速化する傾向にある。セミナーでは、濾過の基礎をわかりやすく解説した後、濾過試験法、実験データ解析、濾過機や濾材の選定、高効率の濾過操作法の実践的なノウハウを紹介する。さらに、濾過技術の適用分野や最新動向についても概説する。特に、濾過機の選定方法や濾過試験・評価のポイントについては重点的に解説する。なお、受講者それぞれの質問(事前でも、セミナー当日でも)についても可能な限り回答したい。
■受講後、習得できること
・濾過技術の基礎知識を習得し、濾過試験法、濾過機選定法、濾過機設計・操作法に役立てる実践力を養うことができる。
・濾過性能を向上させるための多くのノウハウを学ぶことができる。
・濾過技術の最先端や将来動向を知ることができる。
■受講対象
・化学工業、環境関連(上・下水処理、排水・汚泥処理など)、食品、医薬、バイオ分野などにおいて、濾過に携わっておられる、およびこれから濾過に携わる予定のエンジニア・技術・研究・設計・施設・工務のご担当の方
・濾過にご興味をお持ちの方
■講演プログラム
1.各種濾過方式の原理とその応用
1-1.ケーク濾過と清澄濾過
1-1-1.ケーク濾過の特色
1-1-2.ケーク濾過におけるルースの基礎濾過速度式
1-1-3.清澄濾過の特色
1-1-4.清澄濾過における粒子の捕捉と圧損の増加
1-2.ケークレス濾過
1-2-1.クロスフロー濾過とその特色
1-2-2.円板型・回転円筒型・振動型などのダイナミック濾過とその特色
1-3.膜濾過
1-3-1.サブミクロン粒子の精密濾過とその特色
1-3-2.ナノ粒子・高分子・タンパク質の限外濾過とその特色
1-4.電場、超音波、磁場を利用した濾過
2.濾過試験と評価のポイント
2-1.ケーク濾過の実験データの評価法
2-1-1.定圧濾過の特色とデータの評価法
2-1-2.途中から定圧濾過を行った場合のデータの評価法
2-1-3.定速濾過の特色とデータの評価法
2-1-4.変圧変速濾過の特色とデータの評価法
2-2.濾過ケークの構造とその圧縮性の評価法
2-2-1.ケーク内の圧縮圧力と液圧の分布
2-2-2.濾過比抵抗の平均値と部分値の関係
2-3.ケーク濾過の各種試験法
2-3-1.真空および加圧濾過試験法
2-3-2.CST(毛管吸引時間)による濾過試験法
~濾過速度の大小の簡易評価法~
2-3-3.濾過面積急縮小型濾過試験法
~濾過速度の経時変化からケークの平均空隙率(含液率)の算出~
2-3-4.ケークの内部状態の試験・評価法
~圧縮透過試験法、ケーク内の局所的特性値とケーク全体の特性値との関係~
2-4.精密濾過における膜閉塞(目詰まり)抵抗の評価法
2-4-1.直列濾過抵抗モデル
2-4-2.律速となる抵抗の評価
~膜、膜の目詰まり、ケークの各濾過抵抗の大小関係の把握~
2-5.閉塞濾過の評価法
2-5-1.閉塞濾過法則の種類
~完全閉塞法則、中間閉塞法則、標準閉塞法則、ケーク濾過法則~
2-5-2.閉塞濾過実験データのプロットに基づく閉塞法則の判別
2-6.溶液環境依存性の評価法
2-6-1.微粒子懸濁液の精密濾過とタンパク質溶液の限外濾過の比較
~pHによる懸濁粒子の電荷と親・疎水性バランスの影響~
2-6-2.2成分系試料の濾過における溶液環境の役割
3.濾過助剤・濾材の選定と効果的活用法
3-1.濾過助剤の種類と特色
3-2.プリコート濾過とボディフィード濾過の特色
3-3.効果的な助剤濾過を行うための助剤活用のポイント
3-4.濾過助剤の最適添加量の決め方
3-5.濾材選定のポイント
4.濾過機の選定とその留意点
4-1.原液性状の評価法
4-1-1.懸濁粒子性状の評価法
~粒径、空隙率、粒子形状、細粒含有率、粒子電荷(ゼータ電位の影響)~
4-1-2.懸濁液性状の評価法
~粒子濃度・濾液の粘度特性・有機物濃度の影響~
4-2.濾過実験法
4-2-1.真空濾過試験法
4-2-2.加圧濾過試験法
4-2-3.階段状圧力増加濾過試験法による濾過試験の効率化
4-2-4.濾過実験法のノウハウ
~濾液温度の影響・濾材の選定・希薄スラリーの濾過の要点・プロット法の選択~
4-3.濾過機選定の手順
4-3-1.濾過機の分類とそれぞれの特徴
4-3-2.圧搾脱水機の分類とそれぞれの特徴
4-3-3.濾過機選定のための要点
4-3-4.懸濁液性状に基づく濾過機選定基準
4-3-5.脱水機選定のための要点と選定基準
5.濾過操作・設計のポイント
5-1.バッチ式濾過操作の最適設計
5-2.連続式濾過操作の最適設計
5-3.周期逆洗濾過操作の最適設計
5-4.濾過性能に影響する沈降の評価法
5-5.円筒濾材(チューブラー、中空糸膜など)による濾過評価法
5-6.濾液が非ニュートン流体となる濾過の評価法
~高分子溶液中の懸濁微粒子の除去など~
6.濾過技術の適用分野
6-1.浄水・廃水処理における濾過技術
6-2.食品、バイオ、医薬関連分野における濾過技術
7.濾過の最近の動向と今後の展望
7-1.高圧縮性難濾過性スラリーへの適用
~タンパク質などの生体高分子、微生物、ゲル粒子、エマルション粒子、凝集フロックなどが対象、粒子の変形能に起因する高い圧縮性の発現~
7-2.極微細難濾過性スラリーへの適用
~ナノ粒子やタンパク質などの高分子が対象、上向流濾過が効果的~
7-3.高効率複合操作への展開
~濾過に凝集・吸着を複合させたハイブリッド操作、アフィニティ濾過による光学異性体の分離、精密濾過膜と吸着膜を重ねた複層膜~
7-4.最近の濾過機
~ロータリープレスフィルター、差動回転式スクリュープレス、加温乾燥式フィルタープレスなど~
7-5.超高圧圧搾法による高度脱水
~凝集による高速脱水と超高圧圧搾による高度脱水の複合化、下水汚泥で30wt%の含水率を達成~
7-6.新規定圧濾過試験法
~一回の定圧濾過で平均濾過比抵抗と平均空隙率の圧力依存性を一挙に得られる試験法~
8.スケールアップの考え方・指針・トラブルシューティング
8-1.スケールアップの基本的な検討方法・手順
8-1-1.スケールアップ時の問題点
8-1-2.標準ケーク形成時間の指標を導入したスケールアップ法
~1気圧の圧力で厚さ1cmのケークを形成するのに要する時間に基づく手法~
8-2.スケールアップ時に発生しやすいトラブル例
8-2-1.メッキ液濾過における差圧上昇の問題とその対策
8-2-2.スクリュープレスによる汚泥脱水における諸問題とその対策
8-2-3.ビール濾過における助剤の種類と量の選定
8-2-4.広い粒度分布をもつスラリーの遠心分離
8-2-5.遠心分離におけるケークの目詰まり
8-2-6.サブミクロン水酸化物スラリーの清澄濾過の留意点
8-2-7.廃棄物同然の複合的物性を示す排水処理スラッジの留意点
8-2-8.晶析後の濾過など固形分回収の問題とその対策
8-2-9.ケークのクラック発生によるトラブルへの対応策
8-2-10.濾布の目詰まりの対策
8-2-11.高粘度の油の濾過性改善
8-2-12.ケーク洗浄・乾燥・排出の問題点
8-2-13.長時間試験による沈殿効果の影響
8-2-14.小型濾過器で得た濾過データの問題点
以上の他、多数の事例

