| 開催日 | 2026年4月16日(木) |
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| 開催地 | Web |
■講師
コスメスクリプトコンサルティング 代表 岡本 亨 氏
【略歴】
1985年株式会社資生堂入社。メーキャップ製品の開発に携わる。1990年より乳化、可溶化技術の研究開発ならびにスキンケア製品の開発に従事し、エマルションの形態制御に関する研究、基剤塗布膜の研究、経皮吸収に関する研究などに取り組む。
2025年 同社退社の後、コスメスクリプトコンサルティングを開業、技術コンサルタントとして活動をはじめる。
主な受賞歴に日本化粧品技術者会優秀論文賞(2007年)、日本油化学会オレオサイエンス賞(2008年)、日本薬剤学会製剤の達人:The Master of Pharmaceutical Technology(2013年)、油脂工業会館油脂技術論文優秀賞(2017年)など。
著書に「香粧品製造学・技術と実際」(Fragrance Journal 編集部編)など。
【ご専門】
コロイドおよび界面化学、化粧品学、製剤学
【学位】
博士(理学)(九州大学)
■趣旨
スキンケア化粧品の処方設計では、保湿・感触・洗浄効果といった基本機能を狙い通りに発揮させるための、科学的な理解と設計ロジックが求められます。本セミナーでは、新人から中堅の技術者を対象に、界面化学・物性制御・原料特性といった基礎を踏まえながら、機能性の高い処方を構築するための実践的なアプローチを体系的に解説します。
乳化、ゲル化、可溶化などの基本メカニズムを整理しつつ、保湿機能を高めるための水相・油相設計、感触を左右する乳化状態や組成設計、相図を活用したメーク落としの開発など、実務で直面しやすいテーマを具体的な処方例とともに紹介します。また、処方の安定性を確保するための物性評価の視点や、トラブル発生時の原因解析の考え方など、現場で役立つノウハウも提供します。
基礎から応用まで、日々の開発業務に直結する“機能を実現する処方設計”のポイントを幅広く学べる内容です。
■プログラム
1. スキンケア化粧品の基本
1.1 美類と役割
1.2 汚れを取り除く
1.3 肌を乾燥から守る
1.4 心地よさを与える
2. スキンケア化粧品の配合成分
2.1 保湿剤
2.2 界面活性剤
2.3 油分
2.4 増粘剤
2.5 薬剤・添加剤
3. スキンケア化粧品の処方構成
3.1 洗浄料
3.2 化粧水
3.3 乳液・クリーム
3.4 ジェル
3.5 マスク
4. スキンケア化粧品の処方を理解するための基礎知識
4.1 界面と界面張力
4.2 さまざまな界面現象
4.3 界面活性剤を知る
4.3.1 界面活性剤の種類と特徴
4.3.2 界面活性とミセル形成
4.3.3 クラフト点
4.3.4 曇点
4.3.5 HLB
4.3.6 分子集合体
4.4 乳化
4.4.1 エマルションを安定に保つには
4.4.2 エマルションを上手く調製するには
4.5 相図とその活用
4.5.1 相図を理解する
4.5.2 相図と基剤設計
5. スキンケア化粧品の処方開発の実例
5.1 相図を用いたメーク落とし
5.2 微細エマルションの調製技術
5.2.1 転相乳化法
5.2.2 D相乳化法
5.2.3 PIT温度乳化法
5.3 ナノエマルション
5.4 液晶を用いた乳化
5.5 αゲルを用いた乳化
5.6 高分子を用いた乳化
5.7 結晶を用いた乳化
5.8 ピッカリングエマルション
6. スキンケア化粧品の保証について
6.1 機能の保証
6.2 品質の保証
7. 質疑応答

