■講師
東京理科大学 教授 西川 元也 氏
【ご活動】
日本薬剤学会理事
日本DDS学会副理事長
日本核酸医薬学会幹事
日本薬物動態学会New Modality DIS委員長
日本アカデミック・ディテーリング研究会副代表理事
日本薬剤学会 製剤設計における種差の問題検討会 個人世話人
【ご専門】
生物薬剤学
■スケジュール
8月27日(水) 開講 第1講テキスト発送
9月29日(月) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
10月27日(月) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
11月27日(木) 第3講 演習問題回答締切(必着)
12月18日(木) 修了書送付予定
<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft WordもしくはExcel形式で、電子メールにて提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
■趣旨
近年、創薬モダリティの多様化が進み、低分子医薬品や抗体医薬品に加え、核酸医薬品やメッセンジャーRNA(mRNA)医薬品の臨床応用が増えている。これらは核酸を構成成分とする中分子・高分子医薬品という共通点を持つが、製造工程や作用機序が異なる点に留意する必要がある。また、低分子医薬品とは異なり、生体膜透過性が低いため、投与には注射が用いられ、体内動態の制御にはドラッグデリバリーシステム(DDS)の活用が求められる。したがって、核酸医薬品やmRNA医薬品の開発には、中分子・高分子医薬品の体内動態の基礎に加え、DDSの特性とその応用について理解することが不可欠である。
■プログラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1講 : 核酸医薬品・メッセンジャーRNA医薬品
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 核酸医薬品の分類
1.1 アンチセンスオリゴヌクレオチド
1.1.1 Gapmer型アンチセンスオリゴヌクレオチド
1.1.2 スプライシング制御型アンチセンスオリゴヌクレオチド
1.2 Small interfering RNA
1.3 核酸アプタマー
1.4 CpGオリゴデオキシヌクレオチド
1.5 その他の核酸医薬品候補
2 核酸医薬品の作用機序
2.1 メッセンジャーRNA分解
2.2 スプライシング制御
2.2.1 エクソンスキッピング
2.2.2 エクソンインクルージョン
2.3 タンパク質機能制御
2.4 Toll-like receptor 9刺激
3 核酸医薬品の構造
3.1 全体構造(1本鎖・2本鎖)
3.2 核酸の種類・化学修飾
3.2.1 リン酸部修飾
3.2.2 糖部修飾
3.2.3 塩基部修飾
3.2.4 リガンド修飾(第3講で詳述)
4 メッセンジャーRNA医薬品
4.1 メッセンジャーRNAの作用機序
4.2 メッセンジャーRNAの構造
【演習問題】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第2講:核酸医薬品の体内動態・細胞との相互作用
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 核酸医薬品の体内動態
1.1 吸収
1.1.1 消化管からの吸収
1.1.2 皮下組織からの吸収
1.2 分布
1.2.1 血漿タンパク結合
1.2.2 毛細血管壁透過
1.3 代謝
1.4 排泄
2 核酸医薬品の細胞との相互作用
2.1 細胞取り込みに関わる細胞膜タンパク質
2.1.1 スカベンジャーレセプター
2.1.2 Stabilins
2.1.3 その他のレセプター・膜タンパク質
3 核酸医薬品の細胞内での相互作用
3.1 RNase H
3.2 RISC
3.3 パラスペックル構成タンパク質
3.4 Toll-like receptors
3.5 その他のタンパク質
【演習問題】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第3講 : 核酸医薬品・メッセンジャーRNA医薬品に適用されるDDS技術
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 ドラッグデリバリーシステム
1.1 吸収改善
1.2 放出制御
1.3 標的指向化
2 標的指向化に用いられる技術
2.1 局所投与
2.1.1 硝子体内投与
2.1.2 髄腔内投与
2.2 N-アセチルガラクトサミン修飾
2.2.1 3分岐型糖鎖
2.2.2 その他の構造のN-アセチルガラクトサミン修飾
2.3 脂質修飾
2.4 脂質ナノ粒子
2.4.1 静脈内投与される脂質ナノ粒子(核酸医薬品)
2.4.2 局所投与される脂質ナノ粒子(メッセンジャーRNA医薬品)
2.5 DNAナノテクノロジー
3 DDSを利用した標的拡大
3.1 固形がん
3.2 脳・中枢神経
3.3 膵細胞
3.4 その他の標的
【演習問題】
- WEB展示場 TOP
- 株式会社R&D支援センター
- 核酸医薬品・メッセンジャーRNA医薬品を対象とするドラッグデリバリーシステムの理解
核酸医薬品・メッセンジャーRNA医薬品を対象とするドラッグデリバリーシステムの理解に関するお問い合わせ
※ご入力の内容は、直接、お問合せ先企業様に通知されます。
※このお問い合わせフォームでの営業・勧誘などはご遠慮ください。
この企業の他の出展商材
-
色を定量的に扱う業務のための色彩科学の基礎知識や色彩の品質管理のポイントにつ...
色彩の基礎知識と皮膚色の測定および定量化
株式会社R&D支援センター -
~セミナーなどで質問が多い内容を集めQ&A形式で収載!~
改正GMP省令対応 QA(品質保証)実務ノウハウ集
株式会社R&D支援センター -
☆食品の期限設定に関わる各分野のエキスパートが豊富な事例と写真を用いて分かり...
食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
株式会社R&D支援センター -
現場でよく遭遇する英語表現の落とし穴や日本人が間違いやすいポイントを解説!
グローバル開発に必要な医薬品英語 実践講座【通信教育】
株式会社R&D支援センター
企業情報
株式会社R&D支援センター
- 住所東京都江東区東陽3-23-24 VORT東陽町ビル7F
- TEL03-5857-4811 / FAX 03-5857-4812
- URLhttps://www.rdsc.co.jp/home