開催日 | 2025年6月23日(月) |
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開催地 | Web |
★化粧品剤形の特徴と攪拌機・分散機の働きを正しく理解し、他社との差別化をはかりましょう!
■セミナーテーマ
化粧品製造における乳化機・分散機・撹拌機の上手な選定・活用法
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>
■講師
(株)キャラバンス 代表取締役 博士(工学) 高橋唯仁 氏
■主経歴等
1988年(株)資生堂入社
基礎科学研究所、皮膚科学研究所、ライフサイエンス研究所、薬剤開発研究所、製品開発研究所研究員として、スキンケア、ヘアケア、皮膚・毛髪基礎研究、乳化・分散基礎研究に従事
2008年TTI・エルビュー(株)(DDS事業部副部長、化粧品開発部長、基礎研究部長)
2010年日本ロレアル(株)(Asia Open Research/ Advanced Research Laboratory)
2013年プライミクス(株)(乳化分散技術研究所®テクニカルディレクター)
2019年大阪樟蔭女子大学非常勤講師(香粧品化学)
2024年(株)キャラバンス設立。
代表として、研究開発コンサルタント(化粧品、皮膚外用剤、乳化分散溶解攪拌技術、生化学等)、国家資格キャリアコンサルタントとしての活動を開始
■専門および得意な分野・研究
高分子化学、コロイド界面化学、製剤学、生化学、皮膚科学など、物理化学からライフサイエンスに至るまで化粧品に関わる雑多な学問領域を経験。現在は、これまでの経験を生かし、自らのプライベートラボを開設し、乳化分散技術、特に微粒子分散技術の開発と化粧品、医薬部外品を対象とした研究開発のサポートを行っている。
■本テーマ関連の専門学協会等での委員会活動
日本ディスパージョンセンター(CCDT)理事
日中化粧品交流会専門家委員
●日時 2025年6月23日(月) 13:00-16:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
■講座のポイント
化粧品の製造において、製造物の性質を十分に理解し、さらにそれに見合った攪拌機・分散機の使用によって、品質の向上が可能になります。
本講座は、そのための乳化・分散・溶解(可溶化)の基礎理論のおさらいと、攪拌機・分散機の選択と活用が主なテーマとなります。前半では、処理物の理解のために、化粧品剤形の種類とそれらを制御する諸因子について、後半では、素材の機能を最大限に引き出すための製造工程の設計と機械類の選択、及びその活用方法について目的別に解説します。本講座は、より品質の高い化粧品製造について考えることを目的として、以下のような方にお勧めの内容となっています。
○ナノ粒子にナノエマルションに適した分散技術をお探しの方。
○化粧品の設計を一から勉強し直したい方。
○攪拌技術を駆使した高機能化粧品の開発を考えておられる方。
○製品トラブルや製造工程でお悩みの方。
○化粧品の機能が今一出てこないとお悩みの方。
■受講後、習得できること
・化粧品剤形の種類と特徴の理解
・化粧品に用いられる機械類の種類
・化粧品、皮膚外用剤に適した乳化・分散・可溶化技術
・分散の3要素、及び微粒子分散技術
・化粧品の機能性・安定性に関わる因子と、それに必要な機械類の選定・活用方法
■講演プログラム
1.セミナー概要
1.1 化粧品・皮膚外用剤の特徴と用いられる機械類の概略
2.化粧品剤形のいろいろ
2.1 化粧水
2.2 乳液
2.3 クリーム
2.4 ジェル
2.5 スティック・ペースト・石けん
2.6 その他
3.乳化・分散基礎理論のおさらい
3.1 乳化とは・分散とは
3.2 界面に働く力(界面張力)
3.3 界面張力を制御する物質
3.3.1 界面活性剤
3.3.2 その他界面を制御する両親媒性物質
3.4 身近な分散の例
3.5 乳化分散物の安定性
4.溶解理論のおさらい
4.1 溶解とは
4.2 身近な溶解の例
4.3 乳化分散と溶解の相違点
5.目的別分散機・攪拌機の選定
5.1 乳化
5.1.1 既存の乳化法と乳化原理
5.1.2 乳化を左右する諸因子
5.1.3 乳化に用いられる機械類と応用事例
5.2 分散
5.2.1 分散の3要素と再凝集過程
5.2.2 分散性の評価
5.2.3 分散に用いられる機械類と応用事例
5.3 溶解の実際
5.3.1 難溶性薬物の可溶化
5.3.2 溶解性を左右する諸因子
5.3.3 溶解に用いられる機械類と応用事例
6.まとめ
6.1 用途別機種選択のヒント
6.2 機械の活用による製剤技術の進化、今後の展望
(質疑応答)