開催日 | 2025年4月23日(水) |
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開催地 | Web |
★訴訟実務やライセンスの観点も踏まえたその実際とは!
■セミナーテーマ
進歩性を中心にした本当に活用できるバイオ医薬品特許戦略の構築
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>
■講師
弁護士法人大野総合法律事務所 パートナー弁理士 医学博士 森田裕 氏
■主経歴
1999年 東京大学理学部生物学科卒業
2001年 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻修士課程修了
2006年 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程修了、博士(医学)取得
2006年 国立研究開発法人科学技術振興機構入社
2011年 弁理士登録
2011年 大手特許事務所勤務
2014年 大野総合法律事務所に参画
2014年 東京大学医科学研究所TR治験センター特任専門員(兼業)
現在に至る
■専門・得意分野
バイオテクノロジー、再生医療、医薬
■本テーマ関連の専門学会・協会・団体活動等
日本弁理士会バイオ・ライフサイエンス委員会平成28年度および平成30年度委員長
●日時 2025年4月23日(水) 13:00-16:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
■講演ポイント
いま世の中で行われている特許実務は、過去の経験を基準に最適化されているがゆえにルーチン化しており、最新のバイオ医薬技術には必ずしも合致しません。特に、訴訟実務やライセンスの観点を踏まえた「本当に活用できる」特許戦略の構築には、新たな思考の軸が不可欠です。
本講演では、これまでの常識にとらわれない“攻めと守り”を両立する本当の特許戦略をご説明し、実践するために必要な視点を提供いたします。従来の特許実務の延長だけでは得られなかった新しいアプローチを身につけ、今後の特許実務に大きな変革をもたらす絶好の機会です。
○訴訟が少ないからこそ見落とされがちな実践的ノウハウ
○活用性の高い特許を取得するための思考法と実践ノウハウ
○医薬バイオ特有の技術を最大限に守り・活かす戦略
これからのバイオ医薬業界で勝ち抜くために、知っておくべき特許戦略があり、これを理解し、実践することで明らかな差が生じると確信しております。ぜひ本講演で、新たな一歩を踏み出すヒントをつかんでください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
■講演プログラム
1.特許制度の基礎知識
1.1 特許の効力/排他力
1.2 ライセンス
2.新規性判断と進歩性判断の構造
2.1 新規性判断の手法
2.2 進歩性判断の手法:構成の容易想到性と効果の予想外性
2.3 広い権利化を有利にする進歩性確立戦略
3.圧倒的権利化戦略への活用事例の紹介と検討
3.1 iPS細胞の製造技術全体をカバーする外国勢による特許化事例紹介
3.2 特許制度の仕組みをハックした進歩性確立原理
3.3 特許を広く、強いものにするためになされた更なる戦略
4.研究開発の序盤の進歩性確立戦略:目から鱗が落ちる画期的な戦略
4.1 進歩性確立戦略を踏まえた、ライセンスしやすい発明の作り方
4.2 今までなされて来なかった強力な発明抽出戦略の導出
5.日本特許実務では抜け落ちた、破壊的に強力な研究戦略中盤以降の進歩性確立戦略:
5.1 中盤以降で分野全体をカバーする特許を創出する方法と進歩性確立戦略
5.2 後追いでも勝てる特許を創出する方法と進歩性確立戦略
6.権利化すべき発明
6.1 権利化を狙うべき対象領域
6.2 日本最大手メーカー知財部が頷いたノウハウとの新しい切り分け戦略
6.3 間違いだらけの特許出願
6.4 特許出願の大きなデメリット
6.5 意外なところにある特許出願の意義が最大化される状況の説明と、当該状況を踏まえた出願戦略
6.6 自滅特許を防ぐための明確で簡単な方法論
7.進歩性確立戦略の発展形
7.1 日欧米で共通して使える強力な進歩性確立戦略の枠組み構築と紹介
・米国のBroadest Reasonable Interpretation (BRI)との関係で、考慮しなければならない発明の限定
・上記発明の限定が日本/欧州での権利化に与える影響
・進歩性確立戦略において、もっとも強力な課題の設定方法と明細書の書き方
(質疑応答)