開催日 | 2024年11月27日(水) |
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開催地 | Web |
☆国内外で豊富な経験・実績のある講師による、大変貴重な講演です!
☆食品等の製造・販売に関わる違反事例が後を絶たない昨今、
今一度、自社業務の再点検も兼ねて、本セミナーをご活用いただければ幸いです。
【テーマ名】
よくあるQ&Aと共に学ぶ!健康食品・機能性表示食品の賞味期限設定のポイント
~期限設定の要点や具体例に始まり、賞味期限延長や加速試験の考え方、食品表示の動向等に至るまで~
【講師】
横山技術士事務所
所長 技術士(農業:農芸化学)
横山勉 氏
【経歴】
元・ヒゲタ醤油(株)品質保証室長。現在、国内外の食品会社の新商品開発、食品表示、HACCP、賞味期限延長、加速試験、発酵食品等についてのコンサルタント、講演多数。
実績:国内多数、海外中国(2社)、韓国、マレーシア。
所属:(公社)日本技術士会 会員、食品技術士センター 監事・元副会長。
資格等:技術士(農業:農芸化学)、JAS品質管理担当者(醤油・ドレッシング・風味調味料・乾燥スープ)、ハラール監査員、中級食品表示診断士、公認醤油官能検査員、みそソムリエ、環境カウンセラー(事業者部門)他。
著書:「大豆変身物語」香雪社、「食品の腐敗変敗防止策ハンドブック」(共著,サイエンスフォーラム)等。
【専門および得意な分野・研究】
・HACCP導入(商品把握・微生物対策・異物対策等)
・賞味期限(設定・延長・加速試験)
・表示(原料原産地・アレルギー・ 栄養成分等)
・商品開発
・発酵食品
・ハラール
・その他食品全般
【本テーマ関連学協会での活動】
・2010/6 食品開発におりる保存試験・加速試験の進め方 工業技術会(株)
・2013/5 食品の保存・加速試験と賞味期限の延長技術 (株)テックデザイン他
・2015/4 賞味期限延長技術 工業技術会(株)
・2024/5 食品の保存・加速試験と賞味期限の延長技術 (株)テックデザイン
【日時(オンライン配信)】
2024年11月27日(水) 13:00-17:00
【受講料】
●見逃し視聴なし:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
●見逃し視聴あり:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
※詳細な内容やお申込み要領等は、下段「セミナーホームページを見る」をご参照ください。
【セミナーの内容】
■講座のポイント
賞味期限設定には、いくつかの要点があるのでこれを解説する。設定後は用いた理化学・微生物・官能評価のデータを有効活用できる。品質劣化の原因がわかれば、期限延長が可能になる。
健康食品の定義は存在せず、これらの関連食品は多様で的確な区別が必要である。機能性成分を含む食品の場合、その成分の減少によっても賞味期限が影響を受ける。
賞味期限が長い食品は高温・短時間により期限を推測する「加速試験」を用いることができる。その考え方について解説する。また、期限表示に関する近年の業界の動向と開封後の品質安定性についても触れる。
■受講後、習得できること
・適切な賞味期限設定(理化学試験、微生物試験、官能評価)に関して配慮すべき要点
・健康食品・機能性関連食品の区別
・賞味期限延長の考え方
・加速試験の考え方と活用
・期限表示に関する近年の業界の動向
■本テーマ関連法規・ガイドライン
・関連法規:食品衛生法、食品表示法、健康増進法、公正競争規約など
・期限表示設定ガイドライン、業界ガイドライン
■講演中のキーワード
・賞味期限:理化学試験、微生物試験、官能評価
・健康食品:機能性表示食品、特定保健用食品、栄養機能食品
・賞味期限延長技術
・加速試験
■プログラム項目
1. 食品の期限設定の要点と具体例
・消費期限と賞味期限の考え方
・賞味期限設定の配慮すべき要点(保存条件、理化学・微生物試験他)
・官能評価に関して配慮すべき要点
・賞味期限設定の具体例(醤油、つゆ類他)
・試験データの連携と有効活用
2. 健康食品関連
・健康食品の定義(具体的な定義は存在しない)
・機能性表示食品について
・特定保健用食品について
・栄養機能食品他について
3. 食品の品質劣化要因と延長技術
・品質の劣化要因(微生物、酸素、水分変化、化学反応、でん粉老化他)
・期限延長技術(HACCP、包装条件、食品添加物、特許例)
4. 賞味期限の加速試験の考え方と具体例
・加速試験の考え方(高温短時間設定)
・加速試験の具体例(醤油、つゆ類他)と温度計数Q10例
・加速試験の準備と一般的手順
5. 食品の期限表示の動向と関連事項
・食品ロス削減への取組み(行政、製造者、流通他)
・期限表示に関する業界の動向(期限延長、年月表示他)
・期限表示ミス(食品リコールの1/4)と防止策
・開封後の品質安定性と注意表示
6. 質疑応答