X線検査機を使用すると「アルゴリズム」という言葉を耳にすることがあります。
アンリツホームページでは、アルゴリズムとは何か、違うアルゴリズムを試すことについて紹介しています。
1.アルゴリズムとは
X線検査機はX線をワークに照射して撮影した透過画像に画像処理を行い、異物を強調するのに都合のいい影だけを取り出して判定に利用しています。一度に処理できる画像処理(フィルター)の数は複数あり、その組み合わせをアルゴリズムと呼んでいます。製品の密度や形状、異物の密度や形状により、望ましいアルゴリズムは異なります。
2.アルゴリズムを変えると何が起きるか
最適なアルゴリズムを選べば製品の影を薄くして、異物の影を強調することができます。しかしながら食品の組成や形状はさまざまで、シリアルのように小片が重なりあって袋に入っているものや、バターのように厚みが一定の塊り状のものもあります。検査対象となる製品それぞれに特有の濃淡度合の透過画像が現れますが、異物と間違えやすい特長的な影が出現することがあります。この特徴的な影の出現を予測した画像処理をあらかじめ用意しておき、その出現を抑制できれば誤検出が減り、リミットも下げられるので、より小さな異物を検知する可能性があります。反対に、製品の特長に適さないアルゴリズムを選ぶと誤検出が多くなります。
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