診断キット開発用の抗原&抗体

高感度&高特異性

2023/09/09

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バックグラウンド SARS-CoV-2感染の診断は、感染状況を把握するには不可欠です。 感染を確認するには、ウイルスの核酸、抗原検査、または血清学的検査が必要です。 核酸検査と比べて、抗原または血清学的検査は、迅速な検出ができるので、即時検出に使用されます。 迅速かつ正確なウイルス検出は、COVID-19パンデミックを防ぐための出発点です。 鼻咽頭液の中からウイルスを検出する抗原検査は、感染拡大を防ぐために使用されています。 無症候性感染の症例数が増加しているため、感染がさらに広がる可能性があります。 したがって、偽陰性の結果を最小限に抑えるには、高感度かつ高特異性の検出法が必要です。 SARS-CoV-2に対する免疫力誘導はCOVID-19感染症制御のフロンティア研究とされます。 ウイルス検出の補足として、血清学的検査は、過去の感染歴を示すことができます。 これらの検査では、IgG、IgM、中和抗体は、酵素免疫測定法(ELISA)によって定性的に検出されます。 血清学的検査は、ウイルス感染に対する防御の評価、接触歴の追跡、疫学的評価を行うのに利用できます。 変異株の続出により、状況がさらに複雑になりました。 D614GからDelta、Lambdaまで、野生型が変異株に代わり、COVID-19との戦い方も変わりつつあります。そのため、ウイルスの親型に基づいて開発された既存のアッセイの有効性の検証は重要な課題となっています。オフターゲット効果を最小限に抑えることが、ウイルス変異株の拡散を阻止するための鍵になります。 診断キットの感度と特異性は、抗原または抗体試薬に大きく依存します。 SARS-CoV-2診断ツールの開発をサポートするために、ACROBiosystemsは、高純度、生物活性、ロット間の一貫性が検証された高品質の変異株特異的抗原、抗体試薬などの製品を提供します。
抗原検出用の試薬 SARS-CoV-2S/ Nに適合する抗体ペアは、抗原検出キットの開発用に設計されており、ELISA、化学発光イムノアッセイ(CLIA)、ゴールドイムノクロマトグラフィーアッセイ(GICA)などに利用できます。 抗体ペアは、野生型とVOC変異体の抗原検出のための高感度、高特異性、安定性を備えています。

製品一覧
抗ヌクレオカプシド抗体ペア NUN-CH14/NUN-CH15
異なる変異株(デルタ、ラムダなど)の検出
抗体ペアNUN-CH14/NUN-CH15は、サンドイッチGICAにおいて、野生型抗原(<2 ng / mL)と同等の感度で、複数のヌクレオカプシド変異体(Alpha, Beta, Gamma, Kappa, Delta, Lambda)を検出できます。
不活化ウイルスと抗原によって検証された高感度
2つの抗体(NUN-CH14/NUN-CH15)は、SARS-CoV-2ヌクレオカプシドタンパク質の異なるエピトープに結合し、抗原検出の効率を大幅に上げられます。 抗体ペアは、1:38400の希釈率で不活化ウイルスサンプルを検出でき、Delta変異体と野生型抗原を0.195 ng/mLで検出できます。
SARS-CoV-2に対する高特異性
抗体ペア NUN-CH14/NUN-CH15 はSARS-CoV-2ヌクレオキャプシド蛋白と90%以上の相同遺伝子を持ち、SARS以外の他の5つのヒト感染コロナウイルス(HCoV-OC43、HCoV-HKU1、HCoV-229E、HCoV-NL63、MERS)と交差反応性がありません。 IgG/IgM抗体力価試験用試薬
ACROBiosystemsは、ELISA、Chemiluminescence immunoassay (CLIA)、Gold Immunochromatography Assay (GICA) などの複数のプラットフォームに対応できるIgG/IgM抗体価測定用のスパイクとヌクレオカプシド抗原と抗体を提供しております。下記の製品は、一括注文またはカスタマイズ規格でのご注文を承ります。

 

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