高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-2050」

“使いやすさ” “基本性能の高さ” ”コンパクトさ” 全て実現したLC-MS

2022/10/13

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SIMPLY EFFORTLESS

LCMS-2050は、LC検出器としての使いやすさとMSの優れた能力をかけあわせて「使いやすさ」「基本性能の高さ」「コンパクトさ」の全てを兼ね備えたシングル四重極質量分析計です。質量分析計に馴染みのないユーザーでも、容易にかつ効率的にデータ採取を進められるような技術や機能を盛り込み、シンプルな使い方を極限まで追求しました。LCと同様の簡便な操作感、容易な操作性を可能としながらも、島津質量分析計の特長を引き継いだ高速、高感度、広質量範囲の分析を実現し、MS検出器としての性能にも妥協はありません。対象化合物は低分子から高分子、低極性から高極性まで幅広く、LCMS-2050は様々な用途・分野にてお使いいただけます。さらに、Analytical Intelligenceを使った解析サポート機能やエコに配慮した機能を搭載しており、ラボの省エネ・省力化にも貢献します。

LCMS-2050の特長

1. 誰にでも使いやすい優れた操作性
LC-MSを初めて扱うユーザーでも使いやすいよう、当社分析ソフトウェア「LabSolutions」による簡便な装置制御方法を採用しています。LCと同様にLC-MSを扱うことができます。また、一回の分析で出てくるLCによる分析結果とMSによる分析結果を自動的に重ね書きする機能「Mass-it」を新たに開発・搭載しました。「Mass-it」機能はLC-MS分析経験の浅いユーザーがMS分析データでしか表れない差異を見落とす危険性や分析データを見比べる手間を低減し、質の高い分析結果の提供に貢献します。

2. 業界最高クラスの基本性能
分析できる質量の範囲が2-2000と広範囲です。また、イオン化方法として、エレクトロスプレーイオン化法(ESI)と大気圧化学イオン化法(APCI)の2種類の特長を併せ持つ加熱型DUIS(Dual Ion Source)を採用した事により、幅広い性質の化合物が一度に分析可能です。正負イオン化切替時間は、当社従来機であるシングル四重極LC-MS「LCMS-2020」でも業界トップクラスの15msecを実現していましたが、更に高速化し10msecとなりました。正負イオン化切替時間の高速化に伴い、一定時間内に得られる情報量が多くなり、より正確で信頼性の高い分析データが入手できます。

3. 省スペース・省エネ・省力化で効率的なラボ運営を実現
当社従来機と比較して装置の面積、高さとも削減し、装置体積を66%削減しました。当社LC「Nexeraシリーズ」と同じ幅に設計されており、既設LCに増設する場合でも新たな増設スペースは不要です。従来機から起動時間を3倍以上高速化し、わずか6分で起動可能です。消費電力も43%削減するなど、ラボにかかるランニングコスト削減に貢献します。

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