| 開催日 | 2026年8月27日(木) |
|---|---|
| 開催地 | 東京都 |
結晶品質を作り込む晶析操作の設計と実践
~基礎・メカニズムからスケールアップ・連続フロー製造・トラブル対策まで~
講師:東京農工大学 滝山 博志 氏
<日時>
2026年8月27日(木) 10:30-16:30
<会場>
[東京・大井町]きゅりあん
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
■講座のポイント
結晶を取り扱う分野は、化成品や医薬品をはじめ、機能性材料やスマートマテリアル関連素材など多岐にわたります。これらの製造現場では、分離精製や粒子製造を目的として、「再沈」「晶出」「沈殿」「再結晶」と呼ばれる操作が行われており、これらが「晶析操作」です。晶析は装置を導入すれば終わりではなく、装置内で起きる過飽和生成、核化、結晶成長、凝集などの結晶化現象を理解し、それらを制御するように操作を設計することが極めて重要です。本講座では、実生産で起こる純度低下、粒径のばらつき、品質変動などのトラブル事例を交えながら、結晶化メカニズムの基礎から、結晶品質を安定して作り込むための操作設計、スケールアップ、連続フロー製造の考え方までを分かりやすく解説します。
■受講後、習得できること
・晶析のトラブルシューティング事例
・結晶純度、結晶形態、結晶多形、粒径分布改善法のコツ
・回分冷却晶析、反応晶析、非(貧)溶媒添加晶析法の理解
・結晶粒子群の連続フロー製造の最新動向
・DSC、XRD、FT-IRデータの活用法
■受講対象
・晶析操作のコツは何なのか?
・どうやれば結晶粒子群の品質を上手に制御できるのか?
・最近話題の連続フロー製造とは?
・共結晶など多成分結晶をどのように結晶化させるのか?
…など、晶析を基礎から学びたい技術・研究者の方、あるいは晶析の理論に基づく操作戦略を考えたい技術・研究者の方
■講演プログラム
1.再沈・再結晶と「晶析操作」との接点
~晶析操作で何ができるのか~
1-1.結晶化で遭遇するトラブル事例
1-2.合成分野とプロセス分野との接点
1-3.晶析操作の目的と原理
1-4.連続フロー製造へのパラダイムシフトの真の意味
2.「晶析操作」によって品質が作り込めるメカニズム
~結晶化現象は何によって決まり、どう制御するのか~
2-1.結晶化の推進力と固液平衡
2-2.核発生速度と成長速度論
2-3.演習で理解する晶析現象
3.今すぐ役立つ結晶粒子群に品質を作り込むためのポイント
~結晶粒子群特性と操作との因果関係に基づく課題解決アプローチ~
3-1.結晶の粒径分布を思い通りにしたい
3-1-1.粒径分布はいかに決定されるか
3-1-2.粒径分布の数値的取り扱い
3-2.安定した結晶を思い通りに作りたい
3-2-1.結晶多形に及ぼす操作因子
3-2-2.結晶多形制御の戦略
3-3.結晶の外形を思い通りに作り込みたい
3-3-1.結晶形態に及ぼす晶析操作因子とは
3-3-2.結晶形態制御の戦略
3-4.結晶の純度を思い通りに作り込みたい
3-5.オイルアウトの回避方法と晶析操作
3-6.演習で理解する結晶品質の制御
4.すぐに役立つ結晶性粒子群特性の測定法
~思い通りに結晶を創るための測定機器の実践的使い方~
4-1.熱分析データから何を読み取るか
4-1-1.DSC(示差走査熱量計)でわかること
4-1-2.DSC測定データの解釈とその応用
4-2.X線回折データから何を読み取るか
4-2-1.XRD(粉末X線回折)測定データの意味
4-2-2.XRD測定データと結晶形態・結晶子径との関連性
5.結晶粒子群に品質を作り込みための操作設計法
~品質を作り込む手法の実践~
5-1.晶析操作の基本戦略
5-2.操作設計の留意点
5-2-1.冷却晶析の操作設計と実践
5-2-2.非(貧)溶媒添加晶析の実践
5-2-3.反応晶析の実践
5-3.結晶粒子群の連続フロー製造が注目される本質
5-4.連続フロー晶析の実践
5-5.晶析のスケールアップの考え方
6.最新晶析技術紹介
~最先端のPATツールをいかに利用するかを理解する~
6-1.オンラインセンサー利用技術
6-2.光学分析(FT-IR、ラマン)利用技術
7.まとめ

