開催日 | 2025年2月20日(木) |
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開催地 | Web |
★核酸医薬やmRNAワクチンにより注目の集まる脂質ナノ粒子(LNP)とリポソームに関して、LNP・リポソームを用いたDDS技術、製剤設計のポイントなど、その基礎から研究・製剤開発の現在地、今後の展開まで解説。
脂質ナノ粒子の基礎と新展開
~リポソームの基礎、リポソーム製剤設計のポイント、核酸医薬開発におけるLNP技術とDDS等~
講師:静岡県立大学 薬学部 教授 浅井知浩 氏
<日時>
2025年2月20日(木)13:00-17:00
<形態>
Zoomによるオンラインセミナー
<受講料>
【見逃し視聴なし】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【見逃し視聴あり】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
<講師紹介>
■学歴
平成9年3月 静岡県立大学薬学部薬学科卒業
平成14年3月 静岡県立大学大学院薬学研究科製薬学専攻博士後期課程修了
■職歴
平成11年4月 日本学術振興会特別研究員DC1
平成14年4月 三菱ウェルファーマ株式会社製薬研究所・研究員
平成16年2月 静岡県立大学薬学部、大学院薬学研究院・講師
平成17年10月~12月 University of North Carolina・Visiting Scholar
平成23年7月~平成24年6月 University of North Carolina・Visiting Scholar
平成25年4月 静岡県立大学薬学部、大学院薬学研究院・准教授
平成30年4月~現在 静岡県立大学薬学部、大学院薬学研究院・教授
■資格
薬剤師
第一種放射線取扱主任者
■賞罰
日本薬学会奨励賞(平成23年3月)
日本薬剤学会奨励賞(平成26年5月) 他7件
■専門および得意な分野・研究
薬物送達学
脂質ナノ粒子(リポソーム等)を用いた核酸・薬物デリバリー
がん、虚血性疾患、炎症性疾患治療へのナノDDSの応用
■所属学会
日本薬剤学会(代議員)
日本DDS学会(評議員)
日本核酸医薬学会(評議員)
日本生化学会
日本薬学会(代議員)
日本薬物動態学会(DIS委員)
静岡DDS研究会(幹事)
<セミナーポイント>
■講座のポイント
本セミナーでは、はじめにリポソームの基礎について述べた後、リポソームのドラッグデリバリーシステム(DDS)への応用について概説する。リポソームや脂質ナノ粒子(lipid nanoparticle: LNP)を用いたDDS技術について詳細に解説し、ナノ粒子製剤の設計に関して理解が深まるようにしたい。原著論文や学会発表では伝わりにくい製剤設計のポイントについても解説する。近年、LNP技術は、核酸医薬やmRNAワクチンの開発に大きく貢献している。承認に至ったリポソーム製剤・LNP製剤がなぜ成功したかを考察した後、ナノ粒子製剤の今後の展望を基礎研究成果に基づいて述べる。
■受講後、習得できること
・リポソームの基礎
・リポソーム製剤、LNP製剤の概要
・リポソーム製剤、LNP製剤の設計に関する知識
・LNP技術を用いた核酸医薬・mRNAワクチンの開発に関する知識
■受講対象
・業種、所属は問いません。
<講演プログラム>
1.リポソームの基礎
1-1.リポソームの分類
1-2.リポソームを形成する脂質
1-3.リポソームの調製法
1-4.リポソームの物理化学的性質
2.リポソームを用いたDDS
2-1.パッシブターゲティング(PEG修飾リポソーム)
2-2.アクティブターゲティング(リガンド結合型リポソーム)
2-3.腫瘍への集積性(Enhanced Permeability and Retention効果)
2-4.リポソームに対する免疫監視機構
2-5.Accelerated Blood Clearance現象
3.リポソーム医薬品
3-1.実用化に至ったリポソーム製剤
3-2.リポソーム医薬品の概要
3-3.リポソーム製剤の安全性・有効性評価(レギュラトリーサイエンス)
4.LNPを用いたRNA干渉薬の開発
4-1.RNA干渉薬とDDS
4-2.LNPの設計と調製
4-3.LNPを用いたsiRNAデリバリー
4-4.siRNA封入LNPの治療応用
4-5.RNA干渉薬の課題と展望
5.LNPを用いたmRNAワクチンの開発
5-1.LNPを用いたmRNAワクチンの概要
5-2.LNPの設計と調製
5-3.LNPを用いたmRNAデリバリー
5-4.mRNAワクチンの課題と展望