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SDGs時代における養殖用‘低魚粉飼料’研究開発の最前線【入門編】

2024/04/26

開催日 2024年7月11日(木)
開催地 Web

☆天然魚の漁獲量減少や飼料原料(魚粉・魚油)の価格高騰等、
 あらゆる観点から、脱天然資源のための「低魚粉飼料」開発は急務となっています。
☆本講座では、国内外の最新動向や基礎知識に始まり、
 具体的な養魚飼料の低(無)魚粉化の実際に至るまで、解説いたします!

【テーマ名】
SDGs時代における養殖用‘低魚粉飼料’研究開発の最前線【入門編】
~持続可能な魚類養殖につなげるための養魚飼料(原料を含む)の基礎と課題解決への取り組み~


【講師】
高知大学
教育研究部 自然科学系 農学部門
教授 博士(水産学)
深田陽久 氏

【経歴】
1999年4月~2002年3月 北海道大学 日本学術振興会PD
2003年6月~2004年3月 ワシントン大学 Northwest Fisheries Science Center 客員研究員(海外学振PD)
2004年4月~2005年5月 高知大学 農学部 講師
2005年6月~2007年3月 高知大学 農学部 助教授
2007年4月~2008年3月 高知大学 農学部 准教授
2008年4月~2021年3月 高知大学 教育研究部自然科学系農学部門 准教授
2022年4月~現在 高知大学 教育研究部 自然科学系 農学部門 教授

【専門および得意な分野・研究】
専門:魚類栄養生理学
・養殖魚の生理学に基づいた飼料開発
・ブランド(高付加価値)養殖魚の開発

【本テーマ関連学協会での活動】
・日本水産学会
・水産増殖学会

【日時(オンライン配信)】
7月11日(木) 13:00-17:00

【受講料】
●見逃し視聴なし:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

●見逃し視聴あり:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

※詳細な内容やお申込み要領等は、下段「セミナーホームページを見る」をご参照ください。

【セミナーの内容】
■講座のポイント
 魚類養殖において最も大きな支出となっているのが飼料です。この飼料の原料には、天然魚から製造された「魚粉」と「魚油」が多く配合されています。つまり、現状の魚類養殖の生産量は、天然魚の資源量に制限を受けることとなります。また、天然魚の資源量も枯渇しつつあり、漁獲量は減少しています。一方で魚類養殖の生産量は増えており、需要が増えています。これらのことから、魚粉・魚油価格の高騰だけでなく、魚粉・魚油が不足する事態が起きつつあります。つまり、魚類養殖を持続的な産業にするためには、魚粉・魚油への依存を少なくする必要があります。そこで、本講座では、養魚飼料の基礎的な知識の解説とともに、低魚粉飼料の開発について紹介します。

■受講後、習得できること
・養殖対象種と養魚飼料の基礎的な知識
・養魚飼料原料の知識
・低魚粉化における課題とその対策

■講演中のキーワード
・魚類養殖
・養魚飼料
・低魚粉飼料
・魚粉
・魚油

■プログラム項目
1. 魚類養殖について
 1.1 世界の養殖魚生産量とその対象種
 1.2 日本の養殖魚生産量とその対象種
 1.3 魚類の栄養要求

2. 養殖魚の飼料(養魚)飼料について
 2.1 飼料の種類
 2.2 飼料の栄養成分
 2.3 飼料原料

3. 養魚飼料の評価方法
 3.1 飼育試験の実際
 3.2 最適な飼料栄養成分の決定

4. 低(無)魚粉飼料の実際
 4.1 大型生け簀の飼育試験
 4.2 水槽における飼育試験

5. 低魚粉飼料の改良
 5.1 低魚粉飼料に対する魚体の応答(食欲)
 5.2 低魚粉飼料に対する魚体の応答(消化)

6. 低魚油飼料の実際
 6.1 水槽試験
 6.2 積極的な植物油の利用
 6.3 新たなDHA源

7. 質疑応答

企業情報

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