ラマIgG Fc融合タンパク質

高純度,高活性,低エンドトキシン

2023/08/07

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1993年に、ラクダの血液で軽鎖が削除された重鎖抗体を初めて発見されました。この抗体の可変領域が従来の抗体と同じく抗原に結合する能力を持っているとされます。この抗体の発見をきっかけで、単一ドメイン抗体の研究と開発が注目されるようになっています。 通常の抗体と比較し、単一ドメイン抗体の利点には、安定性が高く、室温で保存できる;溶解性が高く、薬物の利用率を高められる;低分子量(ナノボディとも呼ばれる)で、血液脳関門を通過できる;生成が容易で、真核細胞と原核細胞で高発現できる;他の分子と結合しやすいなどが挙げられます。 ナノボディは生体内イメージング、臨床診断、疾患治療などの分野で広く使用され、大手製薬にもよく利用されています。製薬企業におけるナノボディの研究開発パイプラインでは、腫瘍や自己免疫疾患などの一般的な疾患の治療のほか、神経変性疾患、乳児によく見られるウイルス感染症とまれな血液疾患などのために使用されています。2017年10月に、ベルギーの製薬会社Ablynxは、後天性血栓性血小板減少性紫斑病(aTTP)患者を対象とした第III相試験で、ファーストインクラスのナノボディ薬––––カプラシズマブは良好な結果が出ました。この成功は、ナノボディ医薬品の将来性を明確に示しています。

ACROBiosystemsは、ナノボディの開発をサポートするために、ラマ免疫のためのLlamaIgGFcタグ融合タンパク質を提供します。 特長 1.Fcタグが二量体化を促進することで免疫原性を高めます。
2.タグの免疫原性は低いです。 
3.長い半減期と優れた安定性  
4.高純度
5.高活性
6.低エンドトキシン(10EU/mg 以下) 

さらに、ファージディスプレイライブラリーのバイオパニングにおけるハイスループットスクリーニングのために、ACROBiosystemsはアビジンコート表面で利用可能なビオチン化タンパク質も提供しております。

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