株式会社技術情報協会

創傷被覆材の使用法と新規材料の開発

2025/02/28

開催日 2025年3月11日(火)
開催地 Web

<セミナー No.503102>
※アーカイブ配信はございません。


創傷被覆材の
使用法と新規材料の開発



☆ 創傷被覆材の使い分け、費用、請求方法、有害事象、外用薬との比較の実際は?

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■講師 
【第1部】NPO医工連携推進機構 医工連携コーディネータ協議会 コーディネータ 客員研究員 吉川典子 氏 
【第2部】鹿児島大学大学院理工学研究科工学専攻 化学工学プログラム 教授/
     iCUREX株式会社 研究開発部 代表取締役 武井 孝行    氏 
【第3部】信州大学 学術研究院 准教授 橋本 朋子 氏
【第4部】東京医科大学病院 薬剤部 主査 関根 祐介 氏 


■聴講料
1名につき60,500円(消費税込/資料付き)
1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円(税込)
大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。
■Live配信セミナーの受講について
・本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
・下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
 → https://zoom.us/test
・開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
 セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
・パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
・セミナー配布資料は印刷物を郵送いたします。
・当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
・本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
・本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
  複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
・Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
 万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

プログラム 

(10:30~12:00)
【第1部】創傷被覆材と薬機法の分類
NPO医工連携推進機構 医工連携コーディネータ協議会 コーディネータ 客員研究員 吉川典子 氏 

【講座主旨】
様々な材料をもとに、創傷被覆材は日々進化しています。そのそれぞれのポテンシャルを引き出すにあたり、薬機法上の位置づけを整理します。医療現場の思いをどう拾い上げていくか、継続性のあるビジネスを続けていく観点は何か、開発薬事を鍵に解説します。

【講座内容】
1.医療の現場にある各種高分子材料
 ・材料か製品か
 ・医療機器?雑貨?医薬品?それとも?
 ・ドレッシングはどういうものなのか?

2.薬機法における業の留意点

3.薬機法における品目の扱い
 ・目的に合わせた分類
 ・手続きの違い

4.開発薬事とマネジメント
 ・開発薬事とは
 ・基本要件基準
 ・QMS(品質マネジメントシステム)
 ・リスクマネジメント
 ・STEDを上手く使って開発する
 ・評価というスコープ
 ・ユーザビリティをしっかり作りこもう
 ・これからの時代で意識しなければならないこと

【質疑応答】


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(13:00~14:10)
【第2部】治療効果が高く生体安全性の高いキトサンヒドロゲル創傷被覆材
鹿児島大学大学院理工学研究科工学専攻 化学工学プログラム 教授
iCUREX株式会社 研究開発部 代表取締役 武井 孝行   氏 

【講座主旨】
本講座では、講演者の新規なキトサンヒドロゲル創傷被覆材の開発履歴について解説する。また、その上市に必要なPMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)への申請についても説明する。

【講座内容】
1.創傷被覆材の種類等の概要
2.中性水に溶解可能なキトサン誘導体からなるクライオゲル
3.高温・高圧滅菌処理により調製されるキトサンゲル
4.3のゲルの狭小体腔内の創傷治療への応用
5.1ステップで調製できる非化学修飾キトサンゲル
6.上市のためのPMDA申請


【質疑応答】


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(14:20~15:30)
【第3部】シルクフィブロインの新規創傷被覆材としての可能性
信州大学 学術研究院 准教授 橋本 朋子 氏 

【講座主旨】
創傷の治癒は、様々な細胞・因子が作用・機能して進む。われわれは、細胞との特徴的な相互作用を示すシルクフィブロインが、複合的に進行する創傷治癒プロセスを正常に促進させうることができるのではないかと考え研究を進めている。講演では、シルクフィブロインの創傷被覆材としての可能性をご紹介させていただく。

【講座内容】
1.シルクフィブロインの特性
2.シルクフィブロインと細胞の相互作用
3.シルクフィブロインの創傷被覆材としての可能性
4.まとめ


【質疑応答】


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(15:40~17:00)
【第4部】創傷被覆材の適正使用
東京医科大学病院 薬剤部 主査 関根 祐介 氏 

【講座主旨】
創傷被覆材は湿潤環境を維持して創傷治癒に最適な環境を提供する医療材料である。構造は一般的に、表層・中間(吸水)層・粘着層に大別され。機能は、創面保護・創面閉鎖と湿潤環境・乾燥した創の湿潤・滲出液吸水性・感染制御・疼痛緩和などがある。これらは、創傷被覆材の材料により位階分ける。そのため創傷被覆材の特性を理解した上で、適正使用に貢献することが重要である。

【講座内容】
1.創傷被覆材の特徴
 ・創傷被覆材の定義
 ・創傷被覆材の分類
 ・創傷被覆材に用いられている材料
2.創傷被覆材の使い方
 ・創傷被覆材の構造
 ・創傷被覆材の使い分け
 ・創傷被覆材の費用
 ・創傷被覆材の請求方法
3.創傷被覆材の注意点
 ・創傷被覆材の有害事象
 ・スキン-テアへの対策
4.創傷被覆材の使用法の実際
 ・褥瘡・創傷での創傷被覆材の使用方法
 ・外用薬との比較

【質疑応答】

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