Lhasa Limited は、Kaptis 2 のリリースを発表できることを嬉しく思います。Kaptis は、化合物の発がん性をより効率的に評価できるように支援する in silico ソリューションです。
「今回のリリースは、新しいアプローチ方法論に基づく化学物質の安全性評価を可能にするという当社の長期目標の達成に向けた重要な節目となります」と、ラーサのサイエンスディレクターであるエイドリアン・フォークス博士はコメントしています。「動物実験以外で安全性評価に十分な証拠を提供できるケースが増えていますが、リスク評価者はしばしば課題に直面します。その課題には、どの様なアッセイを実施するか、利用可能なデータがどのように決定をサポートするか、不確実性がどこにあるのかを知ることが含まれます。Kaptis は、有害事象経路フレームワークを利用して関連するエビデンスを理解し、評価者とレビュー担当者の両方が自信を持って決定を下せるようにします。」
これまでの Kaptis の成功を基に、最新のアップデートでは、新たな有害事象経路 (AOP) の知識と実験データが導入され、結論の科学的堅牢性が向上しています。
もう一つの注目すべきアップデートは、実験データを追加できるようになったことです。これにより、より関連性が高く、パーソナライズされた、正確な証拠の重み付け評価が可能になります。
メンバーからのフィードバックに応えて、Kaptis には現在、ICH S1 以外に、別の発がん性モジュールが含まれており、より広範な発がん性評価の問題をサポートします。
関連する論文の主執筆者であり、ラーサの主席科学者であるスザンヌ・スタルフォード博士は、次のようにコメントしています。「最近の論文で詳述されているケーススタディは、科学的に堅牢で透明性があり、一貫性のある結果を可能にする、証拠の重み付け評価にKaptisがもたらす価値を示しています。医薬品の規制上の決定を行う際に、業界と規制当局の足並みを揃える、ICH S1B(R1)のベストプラクティスの基礎となります。」
これらの機能追加に加えて、最新のアップデートでは、皮膚感作性や生殖・発生毒性 (DART) 評価など、将来的なモジュールの新しいインターフェースが導入されました。
このトピックについて、エイドリアンは次のようにコメントしています。「Kaptis は汎用的なアプローチであり、ICH S1 と発がん性評価を強化しながら、他のさまざまなエンドポイントやユースケースにも適用できることは素晴らしいことです。」
今回の更新内容は、Eurotox 2024の「Leveraging NAMs to optimise and accelerate safety assessments for carcinogenicity and other complex endpoints」のセクションで発表される予定です。
本製品にご興味ありましたら、下記までご連絡ください。
担当:増子 聡
Email: satoshi.mashiko@lhsalimited.org
TEL: 080-9804-1171
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企業情報
Lhasa Limited
- 住所Granary Wharf House, 2 Canal Wharf, Leeds, United Kingdom
- TEL+ 44 (0) 113 394 6020
- URLhttps://www.lhasalimited.org/
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