| 開催日 | 2025年12月23日(火) |
|---|---|
| 開催地 | Web |
★昨今、使用する粉体に大きな制限がかかっている化粧品原料としての「粉体」。各種規制に対応しながら、かつ品質を高めていくための基礎知識と表面処理技術
化粧品をグローバル展開するための粉体の知識
~化粧品/化粧品原料のための粉体基礎知識と機能性コーティングおよび各種海外規制との関連性~
<講師>
福井技術士事務所 代表 福井 寛 氏
<日時>
2025年12月23日(火) 13:00-17:00
<形態>
Zoomオンラインセミナー:見逃し視聴あり
<受講料>
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*受講料やセミナー申し込み~開催までの流れなど、詳細については、弊社HPのセミナーページを必ずご確認ください。
<セミナーポイント>
■講座のポイント
昨今、化粧品業界においてはEUの動物実験禁止、マイクロプラスチック規制、ナノマテリアル、環状シリコーン、PFAS等の規制が大きな問題となり、使用する粉体に大きな制限がかかっている。化粧品をグローバル展開するにはこれらの規制に対応しながら、しかもさらに品質を高めなくてはならない。
このためには粉体のバルクの性質、粒子の性質、表面の性質といった異質な性質を知り、使いこなすことが重要となる。
本セミナーでは化粧品の海外法規、粉体の基本的な性質、化粧品に用いられる粉体とその表面処理について述べる。
■受講後、習得できること
・海外でも通用する粉体の全体像が分かる。
・粉体の「バルクの性質」、「粒子の性質」、「表面の性質」が理解できる。
・化粧品に使われる粉体が理解できる。
・粉体の表面処理の考え方が理解できる。
・粉体が関与する製品トラブルの原因解明が容易になる。
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・Regulation(EC)No.1223/2009 of The European Parliament and of the Council of 30 November 2009 on Cosmetic Products
■講演中のキーワード
粉体、メーキャップ、触媒活性、分散、表面処理、グローバル
<講演プログラム>
1.はじめに
2.粉体の基本的性質
1)粉体の粒子的性質
・粒子の大きさ
・粒子の形
2)粉体の表面の性質と分散
・表面積、細孔分布
・濡れ、表面張力
・表面水酸基電荷、等電点、
・粉体の分散
3)粉体の触媒活性
・固体酸、固体塩基
・指示薬法を用いた固体酸・塩基の評価法
・モデル反応を利用した固体酸・塩基の評価法
・油脂の酸化
3.化粧品に用いられる粉体
1)メーキャップに使われる粉体
・体質顔料
・有色顔料
・パール顔料
・光学粉体
2)サンスクリーンに使われる粉体
・光半導体
3)スキンケアに使われる粉体
・スキンケア粉体
4.化粧品用粉体の表面処理
1)金属酸化物処理
2)油脂・金属石鹸処理
3)シリコーン処理
4)生体関連物質処理
5.機能性ナノコーティング
1)環状シリコーンによるナノコーティング
・撥水性と触媒活性封鎖、結晶転移抑制
2)ペンダント基の付加と応用
・アルキル基付加と分散性
・アルコール性水酸基付加と両用ファンデーション
・イオン交換基付加と抗菌効果
6.化粧品規制と粉体
1)フッ素関連
2)マイクロプラスチック
3)ナノマテリアル
4)環状シリコーン
5)動物実験禁止

