元素分析 前処理用 高圧マイクロウェーブ Multiwave 7501, 7301, 7101
「元素不純物試験法」の前処理に。安全性、生産性向上のための、一つ上のマイクロウェーブ
2025/02/21
元素不純物試験における前処理業務の問題を解決!
◆マイクロウェーブでの分解が難しい
無機分析における酸分解は適切な酸と加熱条件の選択が肝要です。このような前処理に経験がないと、どうアプローチしたらいいか迷い、上手に分解できなかったり、反応を制御できずに爆発的な反応を起こしてしまうリスクもあります。
→高圧マイクロウェーブ Multiwave7501 であれば、従来のマイクロ波装置と比べて高い分解力を有するため、簡単に溶液化できます。多くの試料のメソッドを共有することも可能です。
◆危険な酸を使用したくない
→高圧マイクロウェーブ Multiwave7501 であれば、高い分解能量を有するので、例えば、今まで使っていたフッ化水素酸の使用をなくすメソッドも可能です。また、硝酸のみで分解している場合も濃度をより薄くすることもできます。
◆安全性に不安がある
→高圧マイクロウェーブ Multiwave7501 はチャンバー内を高圧にして加熱するため、①沸点を上げることができる ②容器内外の圧力差がない という2点によって、従来のマイクロ波装置と比べて爆発が起きにくい構造となっています。また、高い圧力になるからこそ、1台ずつ国内で検定を受けて出荷しています。加えて、第三者機関のダブル認証を得ており、このような前処理用マイクロウェーブは他にありません。
安全性ならば、アントンパールのマイクロウェーブです
◆ラボの生産性を上げたい
→高圧マイクロウェーブ Multiwave7501 は高い分解能を有するので、分解メソッドを共通化させて、1回の加熱でまとめて処理できます。
サンプルによってメソッドを使い分けている場合、少数試料を何度も加熱させる必要があります。Multiwave7501のユーザー様はこれをまとめて処理しています。これにより、作業時間が減るだけでなく、新しい薬剤の分解レシピの開発時間も減らすことができます。
Multiwave7501は投資効果の高い前処理装置です。
◎Multiwave7x01シリーズとは
アントパールが窒素加圧分解チャンバーと圧力密閉容器を使用した初の分解システムであるHPAを開発したのは、35年以上も前のことです。
医薬品、化粧品、食品、環境サンプル、ポリマー、地質物質、化学物質、石油化学物質などのサンプルを分解でき、同時処理も可能です。
加圧分解チャンバー(PDC)内で、反応混合物の異なる各種サンプルを同時に処理できるため、サンプルをグループ化する必要はありません。
分解時の泡立ちを防ぐ圧力密閉型で、サンプル間の汚染もありません。
・各種医薬品サンプルの分解を同時に実行
あらゆる種類の医薬品を、第18改正日本薬局方、USP <232/233>、ICH Q3D、EP(欧州薬局方5.20)に従い、同じ試験法で分解できます。
Multiwave 7000シリーズでは、試験法の検証がとても容易になりました。
21 CFR Part 11要件を満たすソフトウェアと包括的な「製薬向け適格性評価」文書が提供されるため、装置の適格性評価を1日で終えることができます。
各種の原材料と、錠剤、カプセル、粉末、液体などの最終製品を1回の処理で同時に分解できます。
圧力ピークは各種サンプルと酸の反応に対応し、最終的に、その後の分析で使用するためのクリアな溶液を得ることができます。
難分解性サンプルだけでなく、糖、軟膏、パップ剤、生薬など高反応性サンプルの酸分解に最適な装置です。
サンプル測定、デモのご希望など、お気軽にお問合せください。