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生産効率の大幅アップ、省人化も実現
ユーザビリティを突き詰めた新型錠剤コーティング装置誕生

フロイント産業

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武内 優貴 氏

 
 2021年12月開催のインターフェックスWeek東京で、新型自動錠剤コーティング装置「Hicoater HV(ハイコーターハイファイブ、以下HC-HV)」を初披露した。
 コーティング装置を長年、開発してきた同社だからこその知見と技術が注ぎ込まれた新機種は、すでに関係者の大きな注目を集めている。HC-HVの開発者である同社の技術開発研究所 機械開発課の武内優貴氏に新機種について話を聞いた。

 

 

 

■コーティング時間40%削減に成功

 HC-HVは、これまで同社が開発してきたHICOATER®シリーズのコーティング性能に関わる重要部品である給排気機構、コーティングパン、スプレーガン、バッフルなどの仕様をすべて見直した結果、高いコーティング品質とスプレー工程時間の圧縮を実現。コーティング品の均一化速度の向上とともに、コーティング時間の40%短縮に成功したという。

 「HC-HVは、装置内を通気する乾燥エアーの流れを穏やかにする工夫を施し、内壁面へのスプレー基材の付着を大幅に軽減することに成功しました。その結果、汚れがほとんどありませんので、装置の洗浄が容易になり、クリーニング時間の節減、さらには節水にもつながり、環境にも優しく、作業の効率化が図れる商品になりました」(武内氏)。

 また、HC-HVは全周パンチング仕様の多角形コーティングパンを採用している。これは口腔内崩壊錠のように、繊細な扱いが求められる錠剤を丸型のパンを用いて低回転でコーティングすると錠剤の動きが鈍くなるが、パンを多角形し、さらにバッフル(邪魔板)を試行錯誤することで低回転でも錠剤が転動し、撹拌しやすくなったという。

 「錠剤などの混合・撹拌効率を上げるために、回転ドラム内にバッフルが適宜配置されますが、コーティング処理においては、製品ごとに仕込み量が異なる場合があり、それぞれの場合により錠剤層とバッフル高さの関係が変化します。しかし、バッフル高さが適正に設定されていないと、コーティング被膜のばらつきなどの問題が生じます。HC-HVでは、錠剤層の高さに応じて、高さの異なる付設体を選択、台座に固定することで、錠剤層とバッフル高さとの関係を適正に設定できる仕様としました。それによって、品質の安定性も実現しました。さらに、排出ガイドの設計も見直して、製品排出速度を大幅にアップすることができました」(武内氏)。

 

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新型自動錠剤コーティング装置「Hicoater  HV(HC-HV)」

■ユーザーフレンドリーな設計+省人化

 HC-HVでは、給排気チャンバの着脱、バッフル交換、スプレーガンの位置調整・洗浄など、作業負荷を大幅に低減するユーザーフレンドリーな設計にもこだわっている。具体的には、給気チャンバは取り外すことなく、内部の洗浄確認が可能な構造とし、排気チャンバはスライドさせることで、取り付けや取り外しが可能な構造とした。バッフルの取り外しは通常、1人がパンの中に入って工具を使って行い、外にもう1人が待機して受け取る2人作業で1~2時間かかっていた。

 「毎日の作業になるので負荷が大きいため、以前からお客様より省人化についてのご要望をいただいていましたので、HC-HVではぜひ実現させたいと思っていました。HC-HVでは、バッフル交換は回転ドラムの外側から行うことができ、処理量に応じてバッフルの大きさも変更できます。習熟度にもよりますが、作業者1人で約15分で交換できます。また、スプレーガンの自動高さ調節機構を改良し、ストロークの長さを拡大させることで、ガンホルダの交換作業を不要としました。ガンホルダを交換することなく、25~100%までの仕込み量に対応可能です。少量の仕込みでは、錠剤層の高さが低いと、スプレーガンの位置の高さ調節が必要になります。HC-HVは、操作盤のボタンを押すだけで容易に対応できます」(武内氏)。

 さらに、HC-HVでは錠剤コーティングPATシステム「TACT」を採用し、錠剤のサンプリング・重量の測定・終点の管理までの一連を自動で行うことができるという。

 「コーティング錠剤製造の省人化を実現し、人手を介さないことでヒューマンエラーの防止にもつながります。HC-HVは社内メンバーが協力し、4年間の試行錯誤の末、ユーザーフレンドリーな設計で、高い生産性、省人化も実現させた非常に優れた装置だと自負しています。ぜひ、お客様にお使いいただき、生産効率アップ、省人化を実感いただきたいです」と武内氏は自信をのぞかせる。

 HC-HVは、12月開催のインターフェックスWeek東京で実機が展示されたほか、同社ホームページにはスペシャルサイトも用意され、装置の詳細を見ることができる。また、オンライン見学会の申し込みも受け付けているので、その目で高機能を実現したHC-HVの魅力を確かめてはいかがだろうか。

 


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