組織切片上のN結合型糖鎖のイメージング質量分析

【カネカグループの受託分析サービス】組織切片上のN結合型糖鎖のイメージング質量分析

2022/08/05

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MALDI-MS(マトリクス支援レーザー脱離イオン化質量分析計)の
イメージング機能は医療・創薬分野などで注目されています。
組織薄膜切片上で酵素処理を行うことで、
生体試料中の特定の成分(タンパク質・ペプチド・糖鎖など)の分布を可視化することができます。
ここでは、マウス肝臓に含まれるN結合型糖鎖構造の分布解析についてご紹介します。

【分析試料】
・正常マウス肝臓
・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)モデルマウス肝臓

【分析方法】
各マウス肝臓組織の薄膜切片をITOスライドガラスにのせ、
酵素処理により、切片上のN結合型糖鎖を遊離させました。
その後、空間分解能100 µmでMALDI-MSによるイメージング質量分析を行いました。

【分析結果】
正およびNASHマウス肝臓切片上糖鎖のMALDI-MS測定を行いました。
特徴的なイオンをピックアップして、質量電荷比(m/z)により作成したイメージング像を作成しました。
イメージング像から、正常マウスと比較してNASHマウスの肝臓ではフコースが付加した
「フコシル化糖鎖」の量が増加していることがわかりました。



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