アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)が開発したバイオマスプラスチックを用いたPTP(Press Through Pack)シートが、公益社団法人 日本包装技術協会が主催する第46回(2022年度)木下賞において、特別賞「包装技術賞」を受賞しました。

 アステラス製薬は、医薬品の一次包装であるPTPシートに、バイオマスプラスチックを世界で初めて採用しました(https://www.astellas.com/jp/news/17266)。本PTPシートの特徴および実用化の意義は下記の通りです。

サステナビリティへの貢献
本PTPシートは、原料の50%がサトウキビ由来のバイオマスプラスチックであるフィルムを採用した、環境に優しい包装です。また、日本バイオプラスチック協会から基準を満たす「バイオマスプラ」として認証され、BPマークを製品外箱に掲示しており、環境意識向上にも貢献します。

包装技術の革新性
錠剤包装容器であるPTPシートには、包装された錠剤の視認性などのユーザビリティ(使いやすさ)と高い錠剤保護機能が求められます。アステラス製薬は、長年にわたり培ってきた包装技術を駆使することで、これらの錠剤保護機能とユーザビリティの要件を満たしつつ、大量生産が可能な本PTPシートの製造を実現しました。

 

外箱に掲示したBPマークとPTPシートの外観
外箱に掲示したBPマーク(左)とPTPシートの外観(右)

 

 アステラス製薬は、経営計画2021で「サステナビリティ向上の取り組みを強化」を戦略目標の一つに掲げています*1。PTPシートへのバイオマスプラスチックの採用は、サステナビリティ向上に向けた取り組みの一つです。また、SDGs(Sustainable Development Goals)の目標13「気候変動に具体的な対策を」への貢献にも繋がると考えています。アステラス製薬は、ESG [環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)] を考慮しつつ社会および当社の持続可能性をともに向上させていくという基本方針のもと、サステナビリティ活動の一層の推進と情報開示の拡充に引き続き取り組んでいきます*2

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