株式会社情報機構

PFAS対策セミナー

2024/05/02

開催日 2024年8月22日(木)
開催地 Web

■セミナーテーマ
PFAS対策セミナー:科学と環境の視点から、PFAS汚染の修復方法を考える
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>

■講師
北海道科学大学薬学部薬学科 講師 博士(環境科学) 三原義広 氏

■主経歴等
2014年 北海道大学大学院環境科学院環境物質科学専攻博士後期課程修了
    博士(環境科学)
2014年 北海道薬科大学薬学部薬学科助教
2016年 北海道薬科大学薬学部薬学科講師
2018年 北海道科学大学薬学部薬学科講師 現在に至る。

■専門および得意な分野・研究
研究分野 分析化学、環境科学、水質浄化、食品化学
研究歴 グリーンサステイナブルケミストリーおよび環境化学関連で15年程度。
自己紹介 2008年頃から中国の松花江河川底質汚染、インドネシアの熱帯雨林土壌水質調査、モンゴルの銅鉱山廃水など、様々な水域での水質や底質のモニタリング調査に携わってきました。これらの現地調査を通じて、日本で活用されている水質改善技術が存在するものの、設備や管理には多大な投資が必要であることを痛感しました。2010年頃からは、微生物や天然素材を活用した新しい水質浄化材に関する研究開発に取り組み、いくつかの要素技術を論文や特許にしています。最近では、自ら開発した材料でPFASの除染ができないかと考え、2022年ごろからPFAS浄化に関する文献調査を進めています。

■本テーマ関連の専門学協会等での委員会活動
日本化学会 北海道支部化学教育研究協議会委員
日本分析化学会 北海道支部幹事
薬学教育協議会 分析化学系教科担当教員会議 メンバー

●日時 2024年8月22日(木) 13:00-15:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
  【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名33,000円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき22,000円

  【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名38,500円(税込(消費税10%)、資料付)
  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき27,500円

      *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

■講座のポイント
 有機フッ素化合物(PFAS)は、環境中での難分解性や生物蓄積性が懸念され、国際的に規制されています。科学的な知見の充実が健康被害未然防止に重要であり、日本でもPFASに関する総合戦略検討専門家会議が開催され、水質目標値が検討されています。
 本講座では、PFASの世界と日本における現状と取り組み、浄化技術について概説します。具体的には、PFASの化学的性質やリスク評価、モニタリング技術、浄化技術の実用例と研究事例などを解説し、課題への対処法を提案します。本講座を通じて、PFASに関する知識を広め、環境と健康への影響を最小限に抑えるための対策を考えるきっかけとなることを期待します。

■受講後、習得できること
・PFASの基本的な構造や化学的性質について解説します。また、PFASが環境中や人体にどのような影響を与えるかを理解するための基礎知識を提供します。
・世界的な機関や各国の規制に向けた取り組みや研究の最新状況を把握できます。
・環境中や食品、生体試料などでのPFASのモニタリング技術について解説します。最近のモニタリング技術の進歩や問題点を考えます。
・PFASが健康や環境に与える影響やその毒性メカニズムについて最新の研究成果や進捗状況を解説します。
・PFASを除去するための物理的、化学的、生物学的な浄化方法について解説します。
・PFAS浄化処理における課題や問題点について考察します。今後の課題解決に向けた展望を示します。

セミナー内容
■講演プログラム
1.PFASとは~物質の構造と化学的性質を理解する~
 1.1 PFASをめぐる普及の背景
 1.2 PFASが環境や健康に与える懸念
2.PFAS規制に向けた各国の取り組み状況
 2.1 世界保健機関(WHO)
 2.2 米国環境保護庁(EPA)
 2.3 PFASに対する総合戦略検討専門家会議(厚労省、環境省)
3.PFASのモニタリング技術
 3.1 環境中のモニタリング
 3.2 食品や生体試料のモニタリング
 3.3 排水処理場などのモニタリング
4.PFASの健康への影響や毒性メカニズム~概要と進捗状況~
 4.1 動物実験
 4.2 細胞培養試験
 4.3 ヒトバイオモニタリング
5.PFASの浄化方法
 5.1 物理的な除去
 5.2 化学的な処理
 5.3 熱処理技術
 5.4 微生物を使用する処理技術
6.PFAS浄化処理の課題
 6.1 浄化処理中の副生成物
 6.2 PFASに関する規制
7.まとめ

(質疑応答)

企業情報

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